「パンはフライパンで作れるの?」
「オーブン不要で作れるパンってあるのかな?」
自宅で本格的なパンを楽しみたいと考えているものの、どのフライパンを使えば良いのかわからないという人も少なくないでしょう。パン作りに適しているフライパンを使うことで、美味しい焼きたてのパンが自宅で気軽に楽しめます。
今回は、フライパンで作れるパンのレシピを紹介します。本格的なパンを自宅で作る方法やレシピも合わせて紹介しているので参考にしてください。
また、ステンレスライパンをご検討の場合はクーベルのステンレスフライパンをご検討ください。
ステンレスは温まりにくく冷めにくい素材なので、食材を入れたあとも温度が下がりにくいという特徴を持っています。加えて、予熱を行うことによって油分を多く含む肉や魚などの食材は無油調理を行うことも可能で、余分な油とカロリーを抑えた健康に良いヘルシーな料理が楽しめます。
ぜひこの機会に、一生モノのフライパンをお手に取ってみてください。
フライパンでパン作りに向いているパンの種類
発酵が必要なパンから、発酵不要で手軽に作れるパンまで、フライパンで作れるパンの種類は意外と豊富です。初心者にもおすすめなので、ぜひ試してみてください。
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発酵パン(イングリッシュマフィン・白パン・フォカッチャなど)
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発酵不要パン(ナン・ピタパン・フラットブレッドなど)
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おやつパン(ホットケーキミックス使用・揚げパン風など)
発酵パン(イングリッシュマフィン・白パン・フォカッチャなど)
発酵パンの代表格であるイングリッシュマフィンや白パン、フォカッチャは、フライパンでもふっくらと焼き上げることが可能です。イングリッシュマフィンや白パン、フォカッチャはお店でしか食べられないものだと思って諦めているという人も少なくないでしょう。
しかし、蓋を使って蒸し焼きにすることで、表面はしっとり、中はもっちりした食感に仕上がります。一次発酵・二次発酵の手間はありますが、オーブンを使わずに本格的な味が楽しめるのが魅力だといえるでしょう。
発酵不要パン(ナン・ピタパン・フラットブレッドなど)
パン作りは発酵が面倒だという人は少なくありません。しかし、発酵不要パンは発酵が必要なく、時短で作れるパンです。ナンやピタパン、フラットブレッドなどは、イーストを使わずベーキングパウダーや重曹でふっくらと仕上げます。
発酵せずにフライパンで両面をこんがり焼くだけなので、時間がないときでも手軽に挑戦できます。シンプルな材料で作れるため、冷蔵庫の残り物を活用するアレンジもしやすく、忙しい日常でも活躍するパンです。
おやつパン(ホットケーキミックス使用・揚げパン風など)
ホットケーキミックスを使ったおやつパンは、甘くて子どもにも大人気です。おやつとして用意しておくと、かなり喜んでもらえるでしょう。
ホットケーキミックスを使用してドーナツ風に揚げたり、少量の油で焼いたりすることで手軽に楽しめます。中にチョコやあんこを入れるなど、アレンジ次第でバリエーションが豊富だという点もメリットだといえるでしょう。
発酵の必要がなく、思い立ったときにすぐ作れる点も嬉しいポイントです。見た目も可愛いので、休日のおやつや来客時のおもてなしにもぴったりです。
パン作りに適したフライパンの条件
パン作りには、熱伝導が良く、温度が安定しやすいフライパンが向いています。特にステンレス製や鋳物ホーロー、厚手のフライパンは焼きムラが少なくおすすめです。また、蓋付きで蒸し焼きが可能なタイプが便利。焦げつきを防ぐためにノンスティック加工されているとより扱いやすいでしょう。
底が平らで広めのものを選ぶと、パンの形が整いやすく、美しい焼き上がりに仕上がります。
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フッ素加工で焦げ付きにくいタイプがベスト
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蓋付きで蒸し焼きできるものを選ぶ
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厚みがあると火の通りが均一に
フッ素加工で焦げ付きにくいタイプがベスト
フッ素加工のフライパンは、パン生地がくっつきにくく、焼きムラも起こりにくいため、初心者にも扱いやすいのが魅力です。フッ素加工のフライパンを使っているという人も実際に少なくありません。
油を控えめにしてもきれいに焼き上がり、ヘルシーな仕上がりに。使用後の洗浄も簡単で、手入れが楽なのも大きなメリットだといえるでしょう。高温での調理が続くと加工が劣化しやすいため、使用温度には注意してください。長く使うためには中火以下での加熱を心がけるのがポイントです。
蓋付きで蒸し焼きできるものを選ぶ
パンをフライパンでふっくらと焼き上げるには、蓋付きのフライパンが欠かせません。フライパンに蓋をすることで内部の温度と湿度が保たれ、オーブンのような蒸し焼き効果が得られるでしょう。
特に発酵パンや白パンなど、しっとり感が重要なパン作りに特におすすめです。透明のガラス蓋なら中の様子が確認できるので、焼き加減の調整も非常にしやすいでしょう。
しっかりと密閉できる蓋を選ぶことで、より安定した焼き上がりが期待できます。
厚みがあると火の通りが均一に
フライパンにある程度の厚みがあると、熱が均等に伝わり、パンの表面だけでなく中までしっかりと火が通ります。薄いフライパンでパン作りをするとパンの一部が焦げたり、逆に火が通りにくかったりすることも少なくないでしょう。
特に中火以下でじっくり焼きたいパンには、厚みのあるものがぴったりです。特にステンレスフライパンは厚みがあり火が均等に通るのでパン作りにも最適です。kübell (クーベル)のステンレスフライパンを使うと、より美味しく焼き上げられるでしょう。
フライパンでパンを美味しく焼くコツ
弱火でじっくり焼き、蓋を活用して蒸し焼きにするのがコツです。手順を丁寧に守ることで失敗を防ぎます。
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弱火でじっくり焼くことで焦げ付きと膨らみを防ぐ
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両面丁寧に焼くと適度な膨らみ
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蓋で蒸し焼きするとでふんわり食感に
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油やクッキングシートの使い方で失敗回避
弱火でじっくり焼くことで焦げ付きと膨らみを防ぐ
パン作りでは火加減が非常に重要です。特にフライパンで焼く場合、強火だと外側だけが先に焦げて中まで火が通らないことも少なくないでしょう。
弱火でじっくりと焼くことで、全体に均一に火が通り、ふっくらとしたパンに仕上がります。また、焦げ付きも防げるため、焼き加減の調整もしやすくなるでしょう。
パン作りに慣れていないという人もフライパンで焼く方法であれば成功しやすいかもしれません。
急がず丁寧に火を通すことで、家庭でもパン屋さんのような美味しさが再現できるでしょう。
両面丁寧に焼くと適度な膨らみ
パンを両面丁寧に焼くことで、表面の焼き色が均一になり、見た目も美しく仕上がります。パンの片面に焼き目がついたら、裏返して軽く押さえると膨らみも整いやすくなるでしょう。
特に発酵パンの場合、焼成中の膨らみが焼き上がりに大きく影響するため、片面焼きっぱなしではなく、両面を確認しながら仕上げるのがポイントです。目で見て確認できるので失敗しにくくなるといえるでしょう。
タイマーを使って焼き時間を管理すると、ムラなく焼けて安定感が増します。
蓋で蒸し焼きするとでふんわり食感に
フライパンに蓋をして蒸し焼きにすることで、パンがふっくらと膨らみ、しっとりした食感が生まれます。特に水分量の多い生地や、白パンのように柔らかく仕上げたいパンに適しているといえるでしょう。
蒸気がフライパンの中にこもることでパンの中までしっかり火が通り、パサつきも防げます。焼き始めから蓋をするのではなく、片面に焼き色がついてから蓋をすると、よりバランスの良い焼き上がりになるでしょう。
フライパンでパンを焼く際は蓋をうまく活用し、美味しく仕上げてください。
油やクッキングシートの使い方で失敗回避
フライパンでパンを焼く際のトラブルで多いのが、焦げ付きや焼きムラです。焦げ付きや焼きムラを防ぐには、あらかじめ少量の油を引いてから焼いたり、クッキングシートを敷いて焼いたりするのが効果的です。
特にフッ素加工でないフライパンを使う場合は、油やシートの工夫が仕上がりを左右するといえるでしょう。
また、クッキングシートはパンの形を崩さず取り出せるというメリットもあります。焼き面の状態に応じて道具を使い分けることで、失敗のリスクを大幅に減らせるでしょう。
初心者でもできる!おすすめパンレシピ5選
発酵パンからおやつ系まで、手軽で美味しいパンレシピを厳選します。フライパンだけで気軽に挑戦できる内容をご紹介します。以下の内容を参考にして、パン作りの参考にしてください。
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1. フライパンでふわふわ白パン
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2. 発酵なしのナン(カレーにもぴったり)
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3. フライパンフォカッチャ(ローズマリー・チーズなど)
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4. ホットケーキミックスで簡単揚げないドーナツ
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5. チーズイン・ガーリックブレッド風
1. フライパンでふわふわ白パン
材料を混ぜて発酵させたら、丸く成形してフライパンでじっくり焼くだけ。しっとりふわふわの食感で、朝食やおやつにもぴったりです。
【材料】
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強力粉50g
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薄力粉50g
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牛乳 60cc
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有塩バター10g
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砂糖大さじ1
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塩ひとつまみ
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ドライイースト2g
【レシピ】
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耐熱容器に牛乳、バターを入れて、ふんわりとラップをして600Wのレンジで20秒加熱して混ぜる。
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ドライイースト、砂糖、塩の順に1に加えて都度混ぜる。
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強力粉、薄力粉を加えてよく混ぜる。
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打ち粉をしたまな板の上でこねて、6等分にして丸める。
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フライパンにクッキングシートをしき、パンをのせ、ふたをして弱火で30秒加熱して、火を止めて20分おく。(発酵)
ポイント
クッキングシートはフライパンからはみ出さないように敷いてください。一般的なクッキングシートの耐熱温度は約250℃です。レシピの加熱時間や火加減を厳守し、その場から離れず調理しましょう。高温下での調理や過度な加熱は、燃えたり変質する可能性があるので注意して下さい。メーカーによって耐熱温度が異なるので、必ず注意事項をご確認ください。 -
弱火(とろ火程度)で15分焼く。その後、火を止め、ふたを開けずに15分おく。
(引用:DELISH KITCHEN)
2. 発酵なしのナン(カレーにもぴったり)
ヨーグルトを使った発酵不要のナンは、短時間でできるのが魅力です。フライパンで両面を焼くだけで、モチモチとした食感になります。カレーと一緒に楽しめるのはもちろん、ハムやチーズを挟んでアレンジも可能。忙しい日の夕食にも重宝するでしょう。
【材料】
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強力粉100g
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薄力粉50g
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BP小さじ1強
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塩一つまみ
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ヨーグルト120g
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サラダ油小さじ1
【レシピ】
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粉類は全部ボウルに入れ、ざっと混ぜます。ヨーグルト、サラダ油を入れて手でこねます。(5分)
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生地を2等分にして、手でぐにゅーっとのばします。
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油(分量外)をうすーく敷いて熱したフライパンに、
ナンの形にした生地を置きます。 -
弱めの中火で焼きます。美味しそうな焼き色がついたらひっくりかえし、両面焼きます。 (10~15分)
(引用:cookpad)
3. フライパンフォカッチャ(ローズマリー・チーズなど)
オリーブオイルとローズマリー、チーズをトッピングしたフォカッチャは、香り高く食欲をそそります。蓋を活用すればしっとり感もキープできるでしょう。簡単なのにごちそう感のある一品です。
【材料】
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強力粉200g
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ドライイースト3g(小さじ1)
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砂糖(きび砂糖)6g(小さじ2)
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塩5g(小さじ1)
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オリーブオイル20g(大さじ2弱)
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ぬるま湯(夏場は水道水でok)170cc
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トッピング用)粗塩少々
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トッピング用)オリーブオイル大さじ1
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シュレッドチーズ30g
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ローズマリー1枝
【レシピ】
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ボウルにぬるま湯を入れ、ドライイースト、砂糖を混ぜる。
強力粉、塩を入れ、ゴムベラで混ぜる。 -
生地がまとまってきたら、手で持ち上げて軽く叩きつけるように1分ほどこねる。
オリーブオイルを加え、全体に混ぜ込む。 -
丸くまとめて、ボウルにシャワーキャップをかぶせ、ボウルの下に45℃位の湯を入れたお茶碗を置く。夏ならこれで十分発酵する。
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2倍ぐらいの大きさに膨らんだら発酵終了。(気温により、1時間〜1時間半)
一度全体を押してガス抜きをする。 -
フライパンにはオリーブオイル(分量外)を塗り、ぴったり合うように切り込みを入れたクッキングシートを敷いておく。
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生地をフライパンに移し、20分ほど2次発酵をさせる。
トッピング用のオリーブオイルを回しかけ、指でプツプツ穴を開ける。 -
チーズとローズマリー、粗塩もふりかけて、IHの「プレート170℃」または弱中火で20分、裏返して5分焼く。
(引用:cookpad)
4. ホットケーキミックスで簡単揚げないドーナツ
ホットケーキミックスを使えば、発酵なしですぐに作れるドーナツが完成します。揚げずに少量の油で焼くからヘルシーで後片付けも簡単です。形を整えてフライパンに並べ、両面を焼くだけで外カリッ中ふわの美味しいおやつになるでしょう。
【材料】
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★ホットケーキミックス150g
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★卵1個
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★水大さじ1
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★チューブでバター大さじ1
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★砂糖大さじ1
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油フライパン1cm
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小麦粉大さじ1
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トッピングの砂糖お好みで
【レシピ】
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ホットケーキミックスの袋に★材料を全部入れて、もみもみ
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混ざったら冷蔵庫で10分寝かす
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フライパン1cm位の油をあたためる。
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小麦粉をお皿にまぶして、小麦粉をつけながら丸くし、真ん中に穴を開ける。
膨らむので穴は大きめに! -
適温になったら弱火にし、ドーナツを入れる。中火から強火だとすぐに焦げます。
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竹串を刺して、何もついてこなければ完成
(引用:cookpad)
5. チーズイン・ガーリックブレッド風
パン生地の中にチーズを包み、にんにくバターを塗って焼くだけの一品。香ばしい香りととろけるチーズの組み合わせは絶品です。フライパンで焼きながら表面にバターを重ね塗りすると、風味がグッとアップします。
【材料】
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クラフトチーズ2個
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ベーコン(厚切りベーコン)1枚
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パン1枚
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○ニンニク(薄切り)1片
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○オリーブオイル大2
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○塩ひとつまみ
【レシピ】
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クラフトチーズをそれぞれ2枚に薄切りにベーコン、パンは4等分に
ニンニクは薄切りにしておく -
温めたフライパンに切り分けたベーコン・パンを乗せ、弱火で軽く焼き皿に盛っておく(トースターで軽く焼いてもOK)
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2のフライパンを軽く拭き、○の材料を入れ弱火にかける
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ニンニクが色づいてきたら火を止め、盛り付けておいた2に回しかけて完成
熱々のオリーブオイルをかけるのがオススメです。
(引用:cookpad)
よくある質問(FAQ)
ここでは、フライパンでできるパン作りに関するよくある質問と回答を紹介します。疑問点や不明な点が解消する可能性があるので、事前に確認しておくのが良いでしょう。
以下の内容を参考にして、フライパンでのパン作りに関する質問と回答を確認してください。
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Q1. パンは本当にフライパンだけで美味しく焼ける?
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Q2. アルミフライパンやIHフライパンでもOK?
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Q3. 焼きやすい生地とそうでない生地は?
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Q4. パンを冷凍するならどういう保存方法が良い?
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Q5. 焼く前に油を塗ってもいい?
Q1. パンは本当にフライパンだけで美味しく焼ける?
はい、フライパンだけでも美味しくパンは焼けます。オーブンを持っていなくても問題はありません。フライパンに蓋をして蒸し焼きにすれば、オーブンがなくてもふっくら仕上がるでしょう。
ただし、火加減やフライパンの蓋の使い方にコツがあるため、レシピ通りに丁寧に作ることが成功のポイントです。
Q2. アルミフライパンやIHフライパンでもOK?
アルミのフライパンやIHフライパンでも基本的に使用可能ですが、熱の伝わり方が異なるため注意が必要です。焦げ付きや生焼けなどのリスクがあるので、パンの状態を確認しながら慎重に調理を進めなければなりません。
火の通りムラを防ぐために、IH対応のフライパンを使う際にはなるべく底が平らなものを選びましょう。
Q3. 焼きやすい生地とそうでない生地は?
パンは焼きやすい生地とそうでない生地に分かれています。水分量が少なめでまとまりやすい生地は焼きやすく、初心者におすすめだといえるでしょう。
逆に、水分が多い生地は焼きムラや扱いにくさが出やすいため、慣れるまでは避けなければなりません。パン作りに慣れていない人は、まず水分量が少ないパンから挑戦してください。
Q4. パンを冷凍するならどういう保存方法が良い?
パンが焼き上がったら冷めたタイミングでラップに包み、密閉袋に入れて冷凍すると風味をキープできます。ラップに包むタイミングや冷凍のタイミングで風味が変わるので、この点に関しては注意しなければなりません。
良いタイミングでラップして冷凍したパンであれば、自然解凍して再加熱すれば焼きたてのような美味しさが楽しめるでしょう。
Q5. 焼く前に油を塗ってもいい?
はい、フライパンの焦げ付き防止や焼き色を均一にするために、少量の油を塗るのは効果的です。油は少ない量で、フライパンの表面に塗るようなイメージで問題ありません。
特にノンスティック加工されていないフライパンの場合は、油が焼き上がりを左右するポイントになります。加工されていないフライパンを使う場合には、しっかり油を塗って焦げ付かないように対応してください。
まとめ
オーブンがなくても、フライパンを使えば美味しいパン作りは可能です。条件に合ったフライパンと基本のコツを押さえれば、初心者でも手軽にふっくらパンが焼けます。
kübell (クーベル)のステンレスフライパンは、新潟県燕三条市で作られた質が高い金属のみを使用しています。kübell (クーベル)のステンレスフライパンは、かなり頑丈で扱い安いので、パン作りにはもちろん日常の料理にも最適だといえるでしょう。
パン作りに向いているフライパンを探しているという人は、kübell (クーベル)のステンレスフライパンを候補に入れて検討を進めてください。