【メーカー直伝】ステンレスフライパンを使いこなす!上手な使い方と手入れ

【メーカー直伝】ステンレスフライパンを使いこなす!上手な使い方と手入れ

ステンレスフライパンは丈夫な反面、焦げ付きやすく使いづらそうなイメージを持つ方も多いでしょう。しかし使い方のコツさえおさえれば、豊富な料理を美味しく仕上げられ、長い間愛用できます。


この記事ではステンレスフライパンを使いこなすための上手な使い方や、お手入れ方法について徹底解説していきます。

ステンレスフライパンの使い方を詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

ステンレスフライパンの上手な使い方

ステンレスフライパンの上手な使い方

 

ステンレスフライパンを使う際には、大きく分けて以下の3つの手順があります。

  1. しっかりと予熱をする
  2. 一旦冷ます
  3. 弱火から中火で調理を開始する

上記の手順を守れば食材の焦げ付きを抑えられ、効率良く火を通すことが可能です。

ここからは各手順について詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてください。

 

1.しっかりと予熱をする

ステンレスフライパンを使ううえで特に重要なポイントが、調理前の予熱です。余熱が足りずにフライパンの底が冷たいまま調理をはじめると、食材と金属面が密着し焦げ付きにつながることも。

 

ステンレスフライパンは鉄製のフライパンなどと比べて熱しにくく冷めにくい性質があるため、2分ほど加熱し温めておきましょう。

加熱時間の目安として、フライパンに水を垂らし表面で転がるくらいがちょうど良いタイミングです。

 

2.一旦冷ます

余熱を終えたら、フライパンを一旦火から離して濡れ布巾の上に乗せましょう。

この工程を行わないと、食材が接する面が高温になりすぎて焦げ付く原因になってしまいます。

 

特に卵料理や野菜炒めなどはくっつきやすいため、必ず冷ます工程を忘れず行うと良いでしょう。

 

3.弱火から中火で調理を開始する

フライパンに触れられるくらい冷ましたら、いよいよ調理開始です。

予熱の際に垂らした水が残っている場合は、食材を入れる前にキッチンペーパーなどで拭き取っておきましょう。

 

油をしっかりと隙間なくなじませたら、食材を投入し弱火から中火で炒めます。冷凍の食材を調理する場合は、事前に常温で20分ほど置いておきましょう。冷凍のまま調理するとフライパンの温度が下がるためくっ付きやすくなります。さらに「表面は焼けているけれど中が冷たい」という状態につながるため、必ず解凍しておきましょう。

火が強すぎる場合は食材が焦げ付きやすくなるため、保温性の高いステンレスフライパンでは中火までで十分です。

 


まずは食材を無理に動かさずに炒め、自然とはがれるタイミングまで待ってからひっくり返しましょう。

食材を混ぜる際には、なるべく菜箸よりゴムベラを使うのがおすすめです。ゴムベラを使うと、より均一に混ざり美味しくなるだけでなく、焦げ付きを防げるメリットもあります。

 

余熱をしない「コールドスタート」もおすすめ

余熱をしない「コールドスタート」もおすすめ

 

コールドスタートとは、余熱を行わない調理方法です。油膜でフライパンをコーティングしたあと、手で触れるくらいに冷ましてから調理を開始します。テフロン加工のフライパンなどと比べると、ステンレスフライパンはくっ付きやすいデメリットがあります。しかしコールドスタートで調理すれば、くっ付きにくくなるためおすすめです。

  1. 油ならし後にフライパンを冷ます
  2. 少量の油を入れ、食材を入れて加熱する
  3. 焼き目がついたら水を加え、フタをして蒸し焼きに
  4. 水分が無くなってきたらフタを開け、水分が無くなるまで加熱する
  5. 食材がくっ付いている場合は、フライパンを濡れ布巾に乗せて冷ます

コールドスタートでは難しいテクニックは必要なく、上記の簡単なステップで行えますので、ぜひ試してみてください。

 

ステンレスフライパンに適した油は?

余熱をしない「コールドスタート」もおすすめ

 

結論として、ステンレスフライパンには乾性油がもっとも適しています。

油には大きく分けて、乾性油、半乾性油、不乾性油の3種類があるため、それぞれの特徴と代表的な油を見ていきましょう。


  • 乾性油:あまに油、えごま油など
  • 半乾性油:サラダ油、大豆油、なたね油、こめ油など
  • 不乾性油:ごま油、オリーブオイル、椿油、ひまし油など

不乾性油は乾燥しにくく膜を作りにくい性質があるため、ステンレスフライパンには適していません。そのため、ごま油やオリーブオイルの使用はなるべく避けたほうが良いでしょう。


一方で、乾性油は乾燥しやすく膜を作りやすいため、ステンレスフライパンに最適です。もし乾性油が自宅にない、手に入らない場合は、代わりにサラダ油などの半乾性油を使用しても問題ありません。

しかしなるべく長く快適にステンレスフライパンを使いたいなら、乾性油を使うよう心がけましょう。

 

ステンレスフライパンのお手入れ方法

ステンレスフライパンのお手入れ方法

 

使い終わったステンレスフライパンは、なるべく早く洗うように意識しましょう。フライパンが熱いうちに洗うと、汚れがこびり付きにくく洗い流しやすくなります。

食材がくっついていない場合は、スポンジに中性洗剤をつけて洗いましょう。焦げ付きがひどく汚れがなかなか落ちない場合は、金たわしを使ってゴシゴシと洗っても構いません。

 

洗い終わったあとは、タオルなど布で水気を拭き取ってから収納しましょう。

ステンレスフライパンは錆びに強い特徴がありますが、乾燥させることでより長く使用可能です。

 

ステンレスフライパンを長く使っていると、白っぽい斑点が付いたり、虹色に変色したりする場合があります。使用するうえで問題ありませんが、気になる場合はお酢など酸性の物質と水を混ぜて入れ、3分ほど沸騰させましょう。

汚れの成分であるアルカリ性に反応して、汚れの除去が可能です。

 

ステンレスフライパンが向いている料理・不向きな料理は?

ステンレスフライパンが向いている料理・不向きな料理は?

 

ステンレスフライパンは保温性が高いため、ハンバーグやオムレツなど中まで火を通す必要がある料理に向いています。また、食材を入れても温度が下がりにくいため、焼き色が肝心なステーキにも最適です。

 

さらに煮込み料理を作る際には余熱だけでも調理できるため、電気代やガス代の節約にもつながります。

その反面、温まりにくい特徴もあるため、チャーハンなどスピードが大切な料理にはあまり向いていません。

さらに炭水化物は非常にくっつきやすいため、お米やパスタなどは慣れるまで難しい場合があります。

 

ステンレスフライパンは熱しにくく冷めにくい特徴があるため、じっくりと調理する料理には最適です。一方で、重たい、熱伝導性が低いというデメリットもあるため、長所と短所をおさえて調理を行うと良いでしょう。

 

まとめ

使いづらいイメージを持たれやすいステンレスフライパンですが、使い方を理解すれば食材を美味しく仕上げられ、焦げ付きも防げます。上手に使うポイントとして、予熱をしっかりと行ってから一旦冷ますことが非常に大切です。

なるべくくっ付きを避けたい場合は、余熱を行わないコールドスタートでの調理もおすすめです。

 

長く愛用でき、食材を美味しく調理できるフライパンをお探しなら、ステンレスフライパンはうってつけでしょう。

クーベルでは保温性と軽さを両立した、燕三条製の国産フライパンを提供しています。

見た目もおしゃれでキッチンのインテリアとしても楽しめるため、ぜひ一度試してみてください。

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