【代表インタビュー】kübellの立ち上げからフライパン開発秘話まで

【代表インタビュー】kübellの立ち上げからフライパン開発秘話まで

こんにちは! kübell スタッフのモチヅキです。

フライパンの販売や発送業務を担当することになったのですが、ECサイトではクーベルの良さが伝えきれていないと感じていました。そこで、代表の宮﨑にインタビュー形式でブランドやフライパンについて根堀り葉掘り聞いてみることにしました。

それではよろしくお願いします!まずは簡単に自己紹介をお願いします。

kübellというキッチンウェアブランドを運営しています、株式会社CAMPWILLの宮﨑です。家では一児のパパもしています。

「キャンプ」とついていますが、キャンプの会社ですか?なんでフライパンを売っているのでしょう?

はい。キャンプ場の運営を行うために作った会社で、3年前に東京から拠点を移して立ち上げました。事業をやる前から分かっていたのですが、キャンプ場ってGWや夏休み以外は暇なんですよね。

新しいことをするのが好きってこともあり、もう一つ事業を立ち上げようと思いキッチンウェアを作って販売することにしたんです。ちなみに『kübell』というブランド名は「薪を焚べる」から来ているんです。


キッチンウェア事業ってキャンプ場と繋がりが無いように思いますが、何かきっかけがあったんですか?

自分に子どもができたことが大きいです。ぼくは男3人兄弟の真ん中で実家は自営業だったんですけど、両親は基本的に土日も働いていました。周りの家は週末に家族で出掛けたりしていましたが、うちにはそういった文化がなくて。年に一度夏休みに家族でキャンプに行くのが一番のイベントでした。


キャンプいいですよね!私も子どもの頃よく連れて行ってもらいました。

中学に入る頃には部活が忙しかったり親と行動するのが恥ずかしかったりでそうしたイベントもなくなりました。そこからはいわゆる反抗期ってやつですね。非行に走ったわけではないですが、とにかく親と距離を置いていました。

他の家庭だとそうした時期はありつつも大人になるにつれほぐれていくのかも知れませんが、ぼくは未だに引きずってます。今でも親と話すのは気乗りしない。。笑


おお、そうなんですね。。

変化があったのは結婚のタイミングです。パートナーの家族はとにかく仲が良くて、本当にずっと話してます。家族みんなで会話しながら食事する、ぼくが経験してこなかった光景だったのでとても新鮮に感じました。その後子どもが生まれ、これからどんな家庭を築いて行きたいかと考えたときに、思い浮かぶのはやはりパートナーの家庭のような姿でした。

美味しい料理を囲むことで自然を会話が生まれる光景を作りたいと思い、自分が使いたくなる、一緒に思い出を重ねていきたくなるキッチンウェアを作ろうとクーベルをはじめたんです。


クーベル最初の製品はフライパンですが、なぜフライパンだったんですか?鍋とかまな板、お皿とかキッチンウェアって色々ありますよね。

フライパンが一番利用頻度が高いからです。フライパンの基本的な機能は「焼く」だと思うのですが、「煮る」「揚げる」と比べて圧倒的にシンプルですよね。ぼくは男性の中ではそこそこ料理をする方だと思うのですが、それでも調理の時間や後片付けに面倒くささを感じます。レシピに迷った時「フライパンひとつでできる!」レシピをよく見るように、料理をする際に一番ハードルが低い道具はフライパンでは、と。

思い出を重ねていけるようなフライパンをつくりたかったので、永く使えるというのが大事な要素でした。

フッ素樹脂加工(テフロン)も便利なのですが、剥がれてしまうと買い替えが必要になってしまうし、加熱しすぎると有毒ガスが発生する危険性もあるので無加工のステンレスフライパンを作ることにしました。


なるほど。でもステンレスって珍しい気がします。鉄なら使ったことありますけど。

実はぼくもステンレスのフライパンって使ったことなかったんです、ただ色々な材質を試す中であれ?ステンレスめっちゃよくない?って。

鉄も考えたのですが、使用後に油を塗る必要があり毎日使うには不便に感じてしまいます。他にもホーローなどありますが、ガラス質なので割れてしまう可能性もありガシガシ使えないんですよね。

たしかに、鉄のフライパンは手入れが面倒で続かなかったし、ホーローもヒビが入ってしまって泣く泣く処分した経験があります。

クーベルのフライパンに使っているのはステンレス1種類だけでなくアルミを間に挟んだ「アルミクラッド三層鋼」と呼ばれるものです。ステンレスは丈夫で保温性が高く調理には理想的な素材なのですが、重いという欠点があります。そこで軽さに優れたアルミを挟み利点はそのままに欠点を減らすことができます。

そしてガスはもちろんIHにも対応しているのでどんなご家庭でも使えますし、ステンレスは熱効率がよく普段の料理がワンランク上の仕上がりになるんですよ。


なるほど!ステンレスの良さは分かりましたがクーベルのフライパンは他のフライパンとどう違うんですか?

一般的なステンレスフライパンって銀ピカのプロが使うような見た目なんですよ。カッコよくて憧れるのですが、自分で持つかと聞かれると「いやいやただの素人ですので、、」となってしまいます。普通の人が使うには敷居が高いんですよね。


せっかく作るなら毎日自然と手に取りたくなるようなものにしたいと考え、思い切って色を塗ることにしました。ちなみに工場の職人さんからは「この金属の色味がいいと思うんですよねー、、(苦笑)」と言われています笑。

実際の仕上がりを見てもらうと分かるのですが、落ち着きのあるナチュラルな印象になりました。食卓にそのまま出しても違和感がなく、思わず手を伸ばしてしまうデザインです。



そうなんですね。このナチュラルなデザインは唯一無二なのか。クーベルのフライパンって職人さんがつくってくれてるんですか?

新潟県燕三条で、「IH鍋のパイオニア」と言われているフジノスさんという会社で職人さんが一つひとつつくってくれています。もちろん機械の工程はありますが、手作業の部分も多くあるんですよ。


ナチュラルなデザインのステンレスフライパンということはわかったのですが、他にもこだわったところがあれば教えてほしいです!

フライパンの形には悩みましたね。普段意識しないけれど、フライパンの形って本当に色々あって。深さや側面の角度など決めなきゃいけないことがたくさんありました。それぞれのパターンを作ってもらい見比べたり実際に使ってみたりしながら一つひとつ決めていきます。

今回一番悩んだのが渕の形です。モチヅキさんはフライパンの渕があるのとないのどっちがすきですか?


フチ...ですか?

一般的に渕があることで強度が増したり水キレが良くなる利点があります。逆に汚れが溜まりやすかったり、塗装が薄くなってしまう欠点もあります。両パターンを作ってもらい眺め、触り、使ってみたのですが渕は無くしてしまうことにしたんです。

先ほども話したように、毎日手に取りたくなるフライパンを作ろうとしたときには渕があったほうが丸っこくて可愛いんですよ。でもこのフライパンはステンレスという材質にも特徴がありそのことも伝えたかった。全体的にナチュラルだけど金属のパキッとした印象を残したくてあえて縁をカットすることにしました。


すてきなフライパンだということはよくわかりましたが実際に使ってみないと不安がありますね...。無加工という点に魅力を感じる一方で、焦げ付かない?と心配です。

ステンレスフライパンはたしかに焦げ付きやすいイメージがありますよね?それって実は予熱が足りていないことが原因なんです。目安は水玉がコロコロと転がるくらい熱してあげて、弱火で調理すれば焦げ付かずに使えますよ!

ちょっと今から試してみましょう!


 1. 予熱はしっかり!水がフライパンの上をコロコロするまで 

だいたい1~2分程度ですかね、水を垂らすと蒸発せずにフライパンの上を転がるように動けば予熱OKです。ちなみにこれはライデンフロスト効果といいます。気になった方は調べてみてください。


2. 食材は室温に戻しておく

フライパンをせっかく熱したのに、冷たいままの食材を入れたら冷めてしまいますよね?予め室温に戻しておくようにしましょう。


3. 食材を載せたら弱火でじっくり

ステンレスは保温性が特徴なので、食材を載せたあとは弱火にしてOKです。特にお肉はじっくり火を通すことで中の水分が逃げ出すのを防げます。


おおっ!良い焼色!!!本当にくっつかないんですね。

薄いフライパンだと食材を載せた部分の温度が下がってしまったり、火の当たるところと差ができてしまうので焼きムラが出やすいんです。kübellのフライパンは2.0mmの厚さがあるので焼色も綺麗につきますよ。

 

(ミディアム~ウェルダンの中間あたりに焼き上がりました。)
(もちろんスタッフが美味しく頂きました。)

後片付けですが、ゴシゴシやっちゃっていいんですよね...?傷とか大丈夫ですか?

ステンレスのフライパンは洗剤や金タワシでゴシゴシ洗ってもOKなのでとてもお手入れ簡単ですよ!鉄のように乾かしたり油慣らししたりも不要で、さっと洗ってさっと拭けばばっちりです。


どうでした?はじめてのステンレスフライパンは。


想像よりも予熱とか短時間で簡単でした!もっと焦げ付くかと思ったらスッと剥がれて驚きました。少し重さは感じましたけど許容範囲内ですね。

重さは816gあるので少し重たく感じるかもしれませんね。ずっと煽りながら使うには厳しいですが、一般家庭で使う分には問題ないと思います。


ただ、、お値段はお高めですよね?

買い替えを前提としたフライパンと比較するとたしかに値は張りますね。良い原料や職人さんへお支払いする加工費を考慮するとどうしても、、ただこのクーベルのフライパンは調理面が無加工なので永く使ってもらうことができます。

実際に同価格帯の高級フライパンを使っていたがクーベルのフライパンを購入し「最近はずっとクーベルを使ってます!」と嬉しいお声をいただくこともあります。一度使ってもらえば良さが分かってもらえると確信しているので、到着から30日間の間であれば全額返金保証もしています。


それなら安心して購入できますね!クーベルのフライパンをぜひ使ってほしい!と思うのはどんな方たちですか?

ぼくと同じようにライフステージの変化などで改めて親しい人との関係を考え直した方にぜひ使ってみてほしいです。

 実はこのECサイトをオープンする前にクラウドファンディングでテスト販売をしたんです。これまで話したブランド立ち上げの想いなどを伝えたところ、多くの子育て中の男性から「自分も家族のために料理を始めようと思っていた」とお声をいただきました。


共感する方がたくさんいたんですね。男性が「料理を始めよう」というのは意外です。

ちょうど新型コロナウィルスが流行っており緊急事態宣言も出ていた頃で、みなさん急におうちで過ごす時間が増えていたんです。毎日遅くまで仕事を頑張っていたパパたちが、いざ平日昼間に家にいると「あれ?何を話せばいいんだっけ?」と戸惑ってしまう。改めて家族との関わり方や人生の優先順位を考えるきっかけになったんだと思います。


なるほど。女性で使われてる方はいますか?

クラウドファンディングで購入してくれた方にはお気に入りの道具で料理を楽しみたいという女性も多くいらっしゃいました。どちらも気軽に外出できなくなってしまった中で、身近な生活をより良くしようとクーベルのフライパンを見つけていただきました。


たくさんの方にぜひ実際に使っていただき良さを実感してほしいですね!最後にひとことお願いします。

クーベルのコンセプトは「笑顔があふれるキッチンウェア」。美味しい料理を作っていただくことはもちろん、キッチンウェアを通じて大切な人とどんな人生を送りたいかを考えるきっかけになると嬉しいです。

 

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