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もう迷わない!鉄・アルミ・ステンレスなど各材質のフライパンの特徴・違い・おすすめ

目次

毎日の料理に欠かせないフライパン。使ったことない人はいないと思いますが「フライパンを自分で買ったことある人」はどのくらいいるでしょうか?

フライパンは一度買ったらずっと使えると思っていた方もいるのではないでしょうか

古びたフライパン

一部のフライパンを除き、市販のフライパンの多くは定期的に買い替えが必要なのです。

フライパンはキッチン用品店だけでなくホームセンターや雑貨屋、最近では100円ショップでも売られていますが購入するときはどうやって選んでいますか?

数百円~高いものだと3万円以上もするフライパン、今回はフライパンの種類や選び方まで大ボリュームでお届けします。また、ずっと使い続けたくなる一生モノのフライパンをご検討の場合はクーベルのステンレスフライパンをご検討ください。

ステンレスは温まりにくく冷めにくい素材なので、食材を入れたあとも温度が下がりにくいという特徴を持っています。加えて、予熱を行うことによって油分を多く含む肉や魚などの食材は無油調理を行うことも可能で、余分な油とカロリーを抑えた健康に良いヘルシーな料理が楽しめます。

ぜひこの機会に、一生モノのフライパンをお手に取ってみてください。

そもそもなぜフライパンを買い替えるの?

フライパンに買い替えが必要な理由、それはコーティングが剥げて食材が焦げ付きやすくなるためです。

多くのフライパンには食材がくっつかないように金属の上にコーティングがされています。一般的にフッ素(樹脂)加工やテフロン加工と呼ばれています。

※テフロン加工はケマーズ社(旧デュポン)の商標でフッ素樹脂加工のことです。本記事ではフッ素樹脂加工と表記します。

材質で選ぶ

フライパンを選ぶ際に一番重要なのが材質、つまり金属の種類です。
金属によって耐久性や重さなどかなり違いがあるのでまずはここから検討することをおすすめします。

フライパン材質比較表

鉄製のフライパンは真っ黒な色が特徴。中華鍋などをイメージしてもらえれば分かりやすいと思います。

鉄はとても丈夫な金属なのできちんとお手入れをすればずっと使い続けられます。

どんなお手入れが必要なのか。鉄は錆びやすいため使い終わった後そのまま保管していると錆が発生してしまいます。そのため使用後は全体に油を塗り錆を防ぐ必要があります。

錆止めの油はご家庭にあるサラダ油で問題ありません。

銅の特徴は熱伝導率。予熱も短く火力の調整がそのまま食材に伝わるので温度調節がしやすいです。また銅イオンには抗菌効果があるとされており衛生面でも人気があります。

アルミニウム

アルミニウムのフライパン

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ご存知の通りアルミは1円玉にも使われている金属で、他の素材と比べ軽くて安いのが特徴です。くっつきやすいという特徴もあるので油分や水分の多い料理、特にパスタなどでよく使われるフライパンです。

軽くて煽りやすいため、巷では「パスタ専用フライパン」との噂も...!

ちなみにここではコーティングのアルミフライパンとして紹介していますが、コーティング付きのフライパンの多くにもアルミが使われています。くっつきやすいというデメリットをコーティングでカバーしているんですね。

鋳鉄(ちゅうてつ)

鋳鉄のフライパン

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鋳鉄は「鉄」という文字が含まれている通り鉄でできています。鋳鉄とは高温で溶かした鉄を金型に流し込み固めたものを言います。

ちなみに鋳物(いもの)は鋳鉄によって作られた製品のことなので、同じと考えてもらって問題ありません。

鋳鉄の場合、金型に流し込んで作るため鉄フライパンと比べ厚さは厚くなります。重くなるデメリットはありますが、保温性は増すためスキレットやダッチオーブンなどじっくり火を通す調理の際に使われます。

ステンレス

ステンレスフライパン

ステンレスは保温性が高く錆びにくい金属です。保温性は高い一方で、温まるまでには少し時間がかかります。そこで多くのステンレスフライパンは、ステンレスの間に温まるのが早いと言われる軽いアルミを挟んだ多層鋼を使用しています。3層だけでなく5層や7層もあったりします。

多くのフライパンは黒い色をしており暗めのソースの色が分かりづらいのですが、ステンレスフライパンではソースの状態がわかりやすく多くの愛好者がいます。

コーティングの種類

続いての選び方はコーティング。多くの場合、コーティングは黒色のツルツルしたものです。

見た目には同じコーティングにも実は種類があります。使われている成分により強度や効果が異なります。

①フッ素樹脂コート

フッ素樹脂コートのフライパン

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フライパンのコーティングで最も一般的なフッ素樹脂コーティング。なぜフッ素樹脂が使われるのかというと、摩擦係数がとても小さいため。食材がスルスルとすべり焦げ付きを防いでくれます。

②マーブルコート

マーブルコートのフライパン

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フッ素樹脂に大理石の粉末を混ぜたコーティングです。

硬度の高い大理石のおかげでフッ素樹脂のみより耐久性が高いのが特徴です。

③ダイヤモンドコート

ダイヤモンドコートのフライパン

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フッ素樹脂にダイヤモンドの粉末を混ぜたコーティングです。

ダイヤモンドといっても人工のものが使われています。硬いダイヤモンドを使用することでコーティングの耐久力が増しています。

④チタンコート

チタンコートのフライパン

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フッ素樹脂に金属のチタンを混ぜたコーティングです。

チタンは「軽くて硬い」という特徴を持っています。酸や塩分に強く耐食性もあるので料理にも適しています。

⑤セラミックコート

セラミックコートのフライパン

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フライパンのコーティングにはフッ素樹脂以外のものもあります。セラミックコートはその名の通りセラミックをコーティングしています。

セラミックは硬く、酸化しにくく、熱に強いことが特徴の金属です。多くのセラミックコーティングは白い色をしています。

ちなみに熱には強いのですが、熱を伝えるスピードも早いため強火で調理すると焦げ付きやすくなります。セラミックコートのフライパンを使うときは弱火~中火で使うようにしましょう。

⑥エナメルコート(ホーロー)

エナメルコート(ホーロー)のフライパン

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その他にもエナメルコートというものがあります。ホーロー加工の方が一般的かもしれませんがどちらも同じです。

エナメルコートは金属の表面にガラス質のうわ薬を塗り、高温で焼き付ける加工法です。他のコーティングにはない光沢感が特徴で、焦げ付きも防いでくれます。

※琺瑯(ホーロー)は英語でEnamel

ノンスティク加工

最近は「ノンスティック加工」という言葉を聞くようになりました。

Stick(スティック) は日本語で「くっつく・はりつく」の意味。Non - Stickなので「くっつかない」という意味になります。

つまりノンスティック加工は特定のコーティングを指すのではなく、焦げ付きを防止する加工全般をさします。

フッ素樹脂は健康に悪い?

「フッ素樹脂コーティングは危険らしい」といったイメージをお持ちの方もいるかも知れません。

たしかにインターネットで検索するとフッ素樹脂の危険性に関する情報が多く見られます。しかし店頭にならんでいるフライパンはフッ素樹脂コーティングが大半です。実際のところはどうなのでしょうか?

フッ素樹脂が危険と言われるきっかけとなったのは「PFOA(ペルフルオロオクタン酸)」という物質。これはフッ素樹脂を作る際に使われていた助剤です。しかしその危険性からすでに使用は禁止されており、国内ではPFOAは使用されていません。

したがって現在販売されているフッ素樹脂コートフライパンにはまずPFOAは使用されておらず、安全面では問題ないと考えられます。

フッ素樹脂も扱い方には気をつけて

剥がれてしまったフッ素樹脂を摂取してしまったとしても人体には影響がないことが確認されています(消化されずに体外へ排出される)。もちろん積極的に摂取するべきものではないのでコーティングが剥がれ始めたら使用は控えることをおすすめします。

ただ通常利用を超えた扱い方をすると問題が起きることがあります。

よくあるのは「加熱のしすぎ」です。通常の調理では200℃前後ですが空焚きをしすぎるとガスが発生します。このガスは当然有害ですし、なにより強烈な匂いがするので強火での加熱には特に注意しましょう。

サイズ・形状

最後にフライパンのサイズと形状を考えてみましょう。

サイズは「何人分の料理を作るか」から考えることができます。

フライパン人数別サイズ

形状は「何を作るか」から考えましょう。

フライパン何を作るか別形状

皆さんはどの材質・サイズのフライパンが気になりましたか?

クーベルではステンレスと鉄のフライパンをご用意しております。

詳細は以下のボタンの先にございますので、気になる方はぜひご覧ください!

クーベルフライパン 20cm
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  • クーベル編集部

    一生モノのフライパンをお届けするクーベルの公式編集チーム。キッチン道具の選び方やお手入れ方法、食と暮らしにまつわる情報を、丁寧にわかりやすく発信しています。