「フライパンから火が出る原因が知りたい」
「フライパンから火が出てしまった場合の対処法が知りたい」
フライパンから火が出てしまう原因を知りたいという人は多くいます。火が出てしまう原因を知っておくことで、フライパンから火を出さずに安全に調理できるでしょう。
今回は、フライパンから火が出る原因と安全な消し方と注意点を紹介します。フライパンから火を出さずに使いたい、また火が出てしまった場合の対処法を知りたいという人は、参考にしてください。
また、長く使えるフライパンをご検討の場合はクーベルのステンレスフライパンをご検討ください。
ステンレスは温まりにくく冷めにくい素材なので、食材を入れたあとも温度が下がりにくいという特徴を持っています。加えて、予熱を行うことによって油分を多く含む肉や魚などの食材は無油調理を行うことも可能で、余分な油とカロリーを抑えた健康に良いヘルシーな料理が楽しめます。
ぜひこの機会に、一生モノのフライパンをお手に取ってみてください。
フライパンから火が出る原因
フライパンから火が出てしまう原因のほとんどは、フライパンに入っている油の温度が影響しています。油は300℃以上になると自然発火してしまうという性質を持っているので、油を熱しすぎてしまうとフライパンから火が出てしまう可能性があります。
フライパンに油を入れたまま加熱し続けてしまうと、油の温度が上がりすぎて自然発火が生じる300℃を超えてしまうかもしれません。
フライパンに入っている油の温度が高くなりすぎてしまわないように、油の温度に気をつけながら慎重に調理を進めなければなりません。加熱中は中火をキープする、またフライパンに温度計を設置するなどして火が出ないように対策するのが良いでしょう。
フライパンから火が出た場合の安全な消し方
フライパンから火が出てしまった場合の安全な消し方を紹介します。安全な消し方を知っておくことで、フライパンから火が出てしまった場合も正しく対処できるでしょう。
以下で紹介している安全な消し方の詳細を確認し、火が出てしまった場合に備えて下さい。
- 蓋をする
- 濡れたタオルをかぶせる
- 消化器を使う
蓋をする
フライパンから火が出てしまった場合、なるべく早い段階で消火しなければなりません。慌てて対応すると事態が悪化する、もしくは火傷を負ってしまう可能性があるので落ち着いて対応するように心がけましょう。
火が出てしまったフライパンに蓋をすると、火をフライパンの中に閉じ込められるので、火力がかなり抑えられます。
しかし、火がかなり大きくなってしまっている場合などは、閉める工程で火傷をしてしまう可能性があるので注意しなければなりません。
また、蓋をして火を小さく抑えた後はスライドさせながらフライパンに蓋をしましょう。
火を小さくした後に蓋をスライドさせてフライパンを閉じると、うまく火が消せます。
濡れたタオルをかぶせる
フライパンに蓋がない場合は、濡れたタオルを用意するのがおすすめです。濡れたタオルを火が出ているフライパンに被せることで火がおさまる場合があります。
ただし、タオルの濡らし方が足りない状態では、火の勢いを抑えるのは難しいでしょう。撓りを被せて火を消す場合には、タオルをしっかり濡らした上で被せるようにして下さい。
また、フライパンに被せたタオルはしばらく取らずに置いておきましょう。
濡らしたタオルをすぐに取ってしまうと、フライパンの中の油の温度が下がりきらず再度発火してしまう可能性があります。濡らしたタオルを被せてしっかり温度が下がるまでは、タオルはそのままにしておいて下さい。
消化器を使う
フライパンの火がかなり大きい、また消火器が近くにある場合は消火器を使用して消火しましょう。消火器は火を消火するのにかなり効果的なので、フライパンについてしまった火を効果的に抑えられます。
消火器は大きいものだけでなく、キッチンにおいておける大きさの小型の消火器があります。自宅に消火器がないという場合は、小型の消化器を用意しておくのが良いでしょう。
ただし、消火器の薬剤を噴射する勢いで鍋の中の油が飛び散り、周りに飛び散ってしまう可能性があります。消火器でフライパンの火を消火する場合には、少し離れたところで壁などに当てて噴射し徐々に近づいて消火するなど、勢いを調整して下さい。
フライパンの火を消す際のNG行為
フライパンの火を消す際のNG行為を紹介します。フライパンから火が出てしまった場合に、以下で紹介している行為は避けましょう。
フライパンから出ている火がさらに大きくなってしまう可能性があるので注意が必要です。NG行為をしないように、以下の内容を確認しておきましょう。
- 水をかける
- 油・マヨネーズをいれる
水をかける
火を消火するには水が効果的だと思い、水をかけて消化を試みてしまったという人は少なくありません。しかし、火が出ているフライパンに水をかけるのは逆効果なので絶対に避けましょう。
油が発火しているということは、中の温度は300℃程度になっていることが予想されます。水は100℃を超えると水蒸気になるという性質を持っているので、300℃の油に水を投入すると一気に水蒸気に変わってしまうでしょう。
水蒸気に変わり、フライパンの中に入っていた油が飛び散ってしまうかもしれません。飛び散った油の影響で火傷を負ってしまう可能性があるので非常に危険だといえるでしょう。
油・マヨネーズをいれる
油やマヨネーズなどを入れて温度を下げるという方法も多く知られている消火方法です。フライパンに入っている油と同じ油であれば消火できると考えて油やマヨネーズを入れる人は少なくありません。
しかし、油やマヨネーズを入れるという方法は、うまく消火できないどころか被害が拡大する可能性があるので注意しなければなりません。
油の温度を下げるために、フライパンの中に入っている油と相性が良いマヨネーズや油を投入するという理屈の消火方法ですが、油の量が中途半端だった場合、火に油を注ぐような形になります。油やマヨネーズを入れる消火方法は避けておく方が良いでしょう。
IHコンロでも要注意|IHでもフライパンから火が出る原因
IHコンロを使用している場合でも絶対に火が出ない訳ではありません。中にはIHクッキングヒーターを使用した結果、発火してしまったという事故も確認されています。
以下でIHクッキングヒーターを使っているにもかかわらず火が出てしまう原因を紹介しているので、参考にして下さい。
- 外枠がプラスチック製
- IHクッキングヒーターのトッププレートと鍋底が接していない
- 接しているグリル鍋の脚がゴム製
外枠がプラスチック製
IH対応のフライパンの外枠がプラスチックでできている場合は、発火してしまう可能性があります。使用するIH対応のフライパンの外枠部分がプラスチックだった場合、注意しながら使用しなければなりません。
IHクッキングヒーターはプラスチック素材を溶かしてしまうだけでなく、溶けたプラスチックがIHクッキングヒーターに付着し取れなくなるかも知れません。IHクッキングヒーターの故障につながる可能性もあるので、外枠がプラスチックでできているフライパンをIHクッキングヒーターで使用する場合には、十分注意しましょう。
IHクッキングヒーターのトッププレートと鍋底が接していない
IHクッキングヒーターのトッププレートと鍋底が接していない場合、油が入ったフライパンから火が出てしまう可能性があります。IHクッキングヒーターのトッププレートと鍋底が接していない部分がかなり高温になってしまうので注意しなければなりません。
IHクッキングヒーターのトッププレートと鍋底が接していない状態で加熱するとフライパンから火が出てしまうだけでなく、火傷を負ってしまう可能性もあります。
IHクッキングヒーターのトッププレートと鍋底がしっかり設置しているか注意しながら使用して下さい。
接しているグリル鍋の脚がゴム製
IHクッキングヒーターに接しているグリル鍋の脚がゴム製の場合、フライパンから火が出てしまう可能性があります。また、フライパンから火が出てしまうだけでなく、溶けたゴムの脚がIHクッキングヒーターの故障につながる可能性があるので注意しなければなりません。
溶けたゴムがIHクッキングヒーターに付着してしまった場合、綺麗に落とすのはかなり困難だといえるでしょう。
使用するフライパンの脚がゴム製だった場合は、別のフライパンを使う、もしくは十分に注意しながら使用する必要があります。
フライパンから火が出る原因に関するよくある質問
フライパンから火が出る原因に関するよくある質問と回答を紹介します。フライパンから火が出ないように、原因をしっかり把握しておくのが良いでしょう。
以下の内容を参考にして、フライパンから火が出ないように出火に繋がる原因を把握しておいて下さい。
- フライパンが燃える理由は何ですか?
- フライパンの油は自然発火しますか?
- 油に火がつく原因は何ですか?
- フライパンで揚げ物しても大丈夫ですか?
- 油の自然発火を防ぐには?
- 油は熱いまま捨ててもいいですか?
- 熱々のフライパンに水をかけるとどうなる?
フライパンが燃える理由は何ですか?
フライパンが燃えてしまう原因は、フライパンの中に入っている油が発火するというものが最も多くなるでしょう。
また、フライパンに多く使われているスチールウールは長い糸で大きな面積を形成しています。スチールウールが空気中の酸素に晒され、反応を起こすことで発火してしまう場合があります。
調理中にフライパンが燃えてしまった場合には、火の手が大きくならないうちになるべく早く消火する必要があります。フライパンから火が出てしまった場合には、慌てずに落ち着いて対処するように心がけましょう。
フライパンの油は自然発火しますか?
フライパンの油は温度次第で自然発火する可能性があります。食用油は340℃〜380℃に到達すると発火するという性質があり、特に少量の油の場合は短時間で温度が上昇しやすくなるので注意しなければなりません。
フライパンの油を加熱する際には火加減に十分気をつける必要があります。
フライパンの自然発火を防ぐためには、フライパンの中に入っている油の温度をあげすぎないことが非常に重要です。フライパンを加熱する際には火加減に注意し、必要であればフライパンに温度計を設置するなどして自然発火しないように対策しましょう。
油に火がつく原因は何ですか?
フライパンに入った油に火がつく原因を紹介します。油は酸素に触れると酸化反応を起こし、熱が発生するという性質があります。
また、食用油は340℃〜380℃に到達すると発火するという性質があり、特に少量の油を使用した調理の場合は短時間で温度が上昇しやすくなるので注意しなければなりません。気づいた時には、フライパンの中の油がかなり高温に達しており発火してしまったというケースも少なくありません。
油の発火を防ぐためにはフライパンの中の油の温度に注意し、慎重に調理を進めましょう。
フライパンで揚げ物しても大丈夫ですか?
フライパンでの揚げ物は問題ありません。フライパンを使用すると1~2cm程度の油の深さで調理ができるので、油の節約になりヘルシーに仕上がります。
使用する油が少ないので油の処理も少なく済むので、フライパンを使用して揚げ物を調理しているという人も少なくありません。
ただし、フライパンで少ない油で調理を進める場合には、油の温度に注意しなければなりません。油は温度が上昇しすぎると発火するという性質を持っているので、高くなりすぎないように気をつけながら調理を進めて下さい。
油は熱いまま捨ててもいいですか?
熱い状態の油をそのまま捨てるのは絶対にやめましょう。熱い油を密閉してしまうと、自然発火する可能性があります。
油は必ず冷めてから処理し、水を含ませて捨てる、もしくは凝固剤などで固めて捨てるようにしましょう。また、片栗粉で固めて捨てる方法も簡単で非常におすすめです。
少量の油であれば、油が冷めてからキッチンペーパーで拭き取り処分する方法などが有効です。
また、自治体によっては不要な油をリサイクルしている場合もあるので、自分が住んでいる自治体で油のリサイクルに対応しているかどうかを確認して下さい。
油の自然発火を防ぐには?
調理中の油の自然発火を防ぐためには、自然発火が起こってしまう340℃〜380℃に到達しないように注意するというのが重要になります。フライパンに入れている油の量が少量だった場合、油を多く使用している場合よりも高温になりやすくなるのでこまめに確認しなければなりません。
また、調理後の油も自然発火してしまう可能性があります。フライパンでの調理に使用した油を新聞紙やキッチンペーパーに染み込ませて処分する場合には、自然発火しないように油に水を一緒に含ませるなど工夫しましょう。
熱々のフライパンに水をかけるとどうなる?
汚れが落ちやすいのではと考え、使用したフライパンを熱い状態のまま水を入れて洗ってしまっている人は多くいます。しかし、使用直後の熱い状態のフライパンに水をかけてしまうと、フライパンの表面のコーティングが剥がれてしまう可能性があります。コーティングが剥がれてしまったフライパンは、本来の能力を発揮できずに焦げ付きやすくなります。
フライパンの寿命を大幅に縮めてしまう原因になりかねないので、注意しなければなりません。
調理に使用したフライパンを洗う場合は、熱い状態は避けて、ある程度冷めてから洗うようにしましょう。
まとめ
フライパンから火が出てしまい、怖い思いをしたという人は少なくありません。火傷や火事の原因になる可能性があるので、フライパンからの出火は非常に危険だといえるでしょう。
しかし、フライパンから火が出る原因を知ると、フライパンから火が出ないように対策できます。また、フライパンから火が出てしまった場合の安全な消し方や注意点を知っておくことで、より安全に調理が楽しめるでしょう。