皆さんは普段の料理において、何種類くらいのフライパンを使い分けてらっしゃいますか？世の中にはステンレスや鉄、アルミなど様々な材質でフライパンや鍋が製造されていますが、「これさえあればいい」というわけではなく、それぞれの材質によって得意・不得意な料理は異なるので、より美味しい料理を作るためには、作るものによって調理器具を使い分けることが重要なんです！
そのため、この記事では、どんな料理にどんな調理器具が適しているのかとその理由について紹介していきます！
ステーキ
"フライパン調理の王様"と言えばやはりステーキではないでしょうか。熱したフライパンにお肉を投入した際の、香ばしい匂いと音を想像するだけでお腹が空いてきちゃいそうですね笑。
そしてステーキを焼くにあたって最適なのは、ステンレスのフライパンです。理由としては、ステンレスのフライパンは高温での調理が可能かつ保温性が高いため、お肉を入れたとしても温度が下がりづらいです。そのため、綺麗な焼き色を付けられるだけでなく、短時間で調理が行えることで食材が水分を失わないため、外はカリッと中はジューシーという美味しいステーキを仕上げることができます。
パスタ
ソースを仕上げてパスタと絡めるための鍋にはどんな材質の鍋が適しているのでしょうか。結論は、プロの現場でもよく使われるアルミです。
理由としては、アルミは熱伝導性に優れているため、ソースや具材を一気に加熱したり余分な水分を飛ばすことが簡単に行えます。そのため、茹で具合が重要なパスタ料理では使いやすいフライパンです。
ちなみにですが、アルミフライパンは健康に悪影響があるという説が過去に取り沙汰されたことから悪いイメージを持った方がいるかもしれませんが、科学的にそちらは否定されています。そのため、皆さんも安心してお使いください。
卵料理
オムレツや卵焼き、目玉焼きなど、おいしいだけじゃなく栄養も高い卵料理は食卓に登場する頻度も高いのではないでしょうか。その際に役に立つフライパンはテフロン加工のものがお勧めです。
理由としては、卵料理は基本的にくっつきやすいものが多く、その点においてステンレスや鉄、アルミは適していません。しかし、テフロンであればよっぽど劣化していなかればくっついてしまうことはありません。また、テフロンの弱点として空焚き部分があるとそこが高温になり有毒ガスが発生してしまう可能性がありますが、オムレツなどの鍋全面が材料で覆われる料理であれば、その心配もありません。もちろん、サイズに気をつける必要はありますが、手入れの簡単さを考えてもテフロンが最も適しているといえるのではないでしょうか。
炒めもの
少し幅を広げて、炒めものにはどんなフライパンが適しているのかについて書いていきます。私達のお勧めとしては、ステンレス、もしくは鉄です。
ステンレスフライパンは上でも書いたように保温性が高いため、野菜炒めなどもシャキシャキに仕上げることができます。そして鉄フライパンは、重い・お手入れが面倒・酸性の調理に不向きという弱点もありますが、こちらも高温調理が可能で、さらに料理に含まれる鉄分を補強することができます。
煮物
こちらのお勧めは鋳物ホーロー、ステンレスです。ストウブやル・クルーゼ、バーミキュラに代表される鋳物ホーロー鍋は、分厚く製造されており、冷めにくいという特徴があるため火を止めたあともじっくりと予熱で加熱することができます。そのため、ニコンで味を染み込ませたいような料理に適しており、
また、形状も煮込む料理を想定して作られていることが多いため、肉じゃがやカレーなどがストレスなく調理可能です。ステンレスも材質としては適していますが、形状やサイズの選択肢を考えると鋳物ホーローに軍配が上がるのではないでしょうか。
揚げ物
揚げ物に適した鍋、フライパンについてですが、こちらについては材質よりも大きさが重要です。プロの現場では銅製のものがよく使われていたりしますが、一般的な家庭であれば大量に揚げ物をする機会も、注文に応じて油を再加熱する必要もありません。そのため、揚げ物の量に合わせた油量で調理できる、ということの方が重要です。
もちろん、鍋の材質によって温度変化に影響はありますが、そもそも油が熱されているため、続けざまに材料を入れて油の温度が下がらないようにすることに気をつけていれば、材質による差はそれほど大きくないです。
まとめ
今回の記事では、「ステーキ」「パスタ」「卵料理」「炒めもの」「煮物」「揚げ物」について、どのような材質のフライパンが適しているのかについて紹介しました。調理方法によって調理器具を使い分けることで、料理の味は驚くほど変わってきます。ぜひ皆さんもお試しください！
