調理道具や食器類に興味がある方であれば、"燕三条"という名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。それ以外の方も、話題になったドラマ下町ロケットのロケ地としてや、背脂系ラーメンで有名な場所として耳にした方ものひょっとしたらいるかもしれません。
新潟県に存在する燕三条エリアは金属加工・ものづくりの街として有名で、たとえばノーベル平和賞晩餐会のカトラリーもこちらで作られていますし、厳しい品質管理で有名なApple社製品の部品金型も作られています。そして私たち、クーベルの製品も燕三条で作られているのです。
そこでこの記事では燕三条がどういう場所なのか、そしてどうしてものづくりの街として広く知られるようになっていったのかについてお伝えします。調理した料理は直接口に入るものなので、やっぱり日本製・国産のフライパンは安心ですよね。そういったこだわりについても知っていただけると嬉しいです!
燕三条の歴史
燕三条が属する新潟県は豊かな水源によって日本屈指の米どころとして有名ですが、かつては多くの洪水被害があった地域でした。また、登記は雪が積もることもあり、そこで暮らす人々は農業以外で収入を得る方法を探す必要がありました。
そして江戸時代、発展する都市部の需要に答える形で燕三条エリアでは冬季の副業として和釘の製造が始まりました。その結果、多くの人材や技術が集まることとなり、金属加工のメッカとして燕三条は発展していきました。
燕三条市は存在しない?
実は燕三条とはひとつの市を指すものではなく、隣接する燕市と三条市を併せて呼称されたものです。かつて職人の街であった燕で生産された製品は、商人の街であった三条の人々によって販売され、"燕三条"というイメージは形成されていきました。かつては両市を含む地域の合併が議論されたこともありましたが、2003年の住民投票によってそれは否決されました。
※画像はWikipediaから引用
燕三条製品の特徴
冒頭でもお伝えしたように、ノーベル平和賞晩餐会のスプーンやフォークなどの食器や、Apple社製品の一部なども燕三条で作られており、その技術、こだわりは国内外で高い評価を受けています。その理由は江戸時代から積み上げられて来た職人さん達による高い技術です。それによって、非常に品質や安全性の高い日本製・国産の調理道具を生産することが可能になっているわけです。
クーベルのステンレスフライパンと燕三条
私たちがフライパンの制作・販売を行うにあたって、燕三条の職人さんたちとともに制作することは必須だと考えました。使い心地の良いご満足をいただける製品をお届けできるよう、職人さんたちとともに上の写真のように試行錯誤を何度も何度も繰り返し多くの試作品を作りました。その結果、現在のフライパンが完成し、全ての製品を職人さんたちがひとつひとつ作り上げています。
どのように私たちの製品が手作りによって生産されているかについては、こちらの記事でも画像や動画などで紹介していますので、私達のこだわりをぜひ感じていただければと想います。
まとめ
燕三条は世界でも有数の金属加工の技術を持つエリアであり、私たちの製品はこだわりをもってそちらで制作されています。その結果、使い心地も安全性も最高のものとなっておりますので、ぜひ一度お試しください!きっとその品質に驚いていただけるはずです。