「フライパンで白米を炊きたい」
「フライパンで白米を炊く際の注意点が知りたい」
「フライパンでできる白米のアレンジレシピが知りたい」
フライパンで白米を炊きたいものの、方法がわからず困っているという人は少なくありません。炊飯器を使わずにお米を炊く方法を知っておくと、炊飯器が故障した際にも問題なくご飯が炊けるでしょう。
今回は、フライパンでお米を炊く方法と注意点、アレンジレシピを紹介します。フライパンで白米を炊飯したい、またアレンジレシピを知りたいという人は参考にしてください。
また、長く使えるフライパンをご検討の場合はクーベルのステンレスフライパンをご検討ください。
ステンレスは温まりにくく冷めにくい素材なので、食材を入れたあとも温度が下がりにくいという特徴を持っています。加えて、予熱を行うことによって油分を多く含む肉や魚などの食材は無油調理を行うことも可能で、余分な油とカロリーを抑えた健康に良いヘルシーな料理が楽しめます。
ぜひこの機会に、一生モノのフライパンをお手に取ってみてください。
フライパンで白米を炊く方法
ここでは、フライパンでお米を炊く方法を紹介します。お米を炊く方法を知っておくとフライパンを持っているだけでお米が炊けるようになるので、炊飯器をラタに用意する必要がなくなるかもしれません。
炊飯器が壊れてしまった場合などにも役立つので、ぜひ確認しておいてください。
- 材料・必要な物
- 炊き方
- フライパンで白米を炊く時のコツ
材料・必要な物
お米をフライパンで2合炊く際に必要なのは以下になります。以下で紹介している内容を参考にして、お米をフライパンで炊飯するための準備を進めましょう。
- 炊飯するためのフライパン
- 蓋
- お米 2合
- お水 350ml
フライパンでお米を炊飯する際には、炊飯器で炊くのと必要な材料は変わりありません。フライパンで白米を炊飯する際に特別な調味料や器具などは必要ないので、すぐに挑戦できるでしょう。
炊き方
フライパンで白米を炊飯する際は、以下の手順に沿って進めましょう。
- 白米は洗ってから30分吸水する
- フライパンにお米と水を入れて平らにならす
- フライパンに蓋をして沸騰するまで強火で加熱する
- 弱火で5分加熱
- 強火で1分加熱
- 蓋を取らずに10分蒸らす
- 完成
以上の工程でフライパンで美味しい白米が炊き上がります。吸水時間や加熱する時間によって炊き上がりが大きく変わるので、間違えないように慎重に進めてください。
フライパンで白米を炊く時のコツ
フライパンで白米を炊く場合には、吸水時間と蒸らし時間に注意する必要があります。吸水時間が十分であればふっくらとしたお米に仕上がり、蒸らし時間が適切であれば芯が残ることなく美味しく炊き上げられるでしょう。
吸水時間と蒸らし時間が適切であれば、ほとんどの場合フライパンでの炊飯で失敗することはありません。炊飯器と同じ、またそれ以上に美味しい白米がフライパン調理でも楽しめるでしょう。
フライパンで白米を炊くメリット
ここでは、フライパンで白米を炊くメリットを紹介します。フライパンで白米を炊く場合、3つのメリットがあります。どんなメリットがあるのかを把握した上で、フライパンでの炊飯に挑むかどうか検討を進めてください。
- お米が対流しやすい
- 加熱ムラが起こりにくい
- お米がくっつきにくい
お米が対流しやすい
フライパンは底面が広く高さがあまりないので、フライパンでお米を炊飯するとお米がうまく対流しやすくなります。お米が対流するとムラなく均等に火が入るので、白米もムラなく美味しく仕上がるでしょう。
フライパンの中で対流が起こることでお米が踊り、かまど炊きと似たような状況が作れます。フライパンで炊飯をすると、かまどを購入しなくてもかまど炊きに近い美味しいお米が楽しめます。
加熱ムラが起こりにくい
お米を炊飯する際には、火加減や火の入れ方が非常に重要になります。フライパンは底面積が広いので、土鍋やホーロー鍋よりも炊飯に向いているといえるでしょう。
フライパンでの炊飯で加熱ムラが起こりにくいということは、仕上がりもムラになりにくいということになります。
お米に均等に火が入った状態で炊き上がるので、フライパンのどの部分をよそっても同じ仕上がりに仕上がるでしょう。
お米がくっつきにくい
フライパンで炊飯した場合には、お米がくっついてしまい後処理に困るのではと不安に思う人も少なくないでしょう。もちろん、使用する飛来パンによってはこびりついてしまい処理が大変だったというケースもあります。
炊飯に使用するフライパンがフッ素樹脂加工の場合、お米がくっつく心配はありません。
お米をフライパンで炊飯する場合は、フッ素樹脂加工のフライパンの使用がおすすめです。
フライパンで白米を炊く時の注意点
フライパンで白米を炊く場合には、以下の点に注意する必要があります。
- 吸水時間
- 火加減
- 蒸らし時間
吸水時間の長さによってお米が炊き上がった時のふっくら具合が変わります。
また、火加減が強すぎる、もしくは弱すぎても理想的な仕上がりにはなりません。火加減に関してはあくまでもレシピ通りを意識し、好みがあるようであれば少しずつ調整して理想の火加減を見つけ出しましょう。
また、蒸らし時間も仕上がりに大きく影響します。蒸らし時間が長すぎてしまうとご飯ベタつき美味しく仕上がらない原因となるので注意しなければなりません。
フライパンで炊く白米・お米レシピ6選
ここではフライパンで炊く、白米・お米レシピを6つ紹介します。どのレシピも簡単で美味しく作れるので、非常におすすめです。
- フライパンで塩昆布さつま芋ご飯
- 筍の混ぜ込みごはん
- フライパンで炊くターメリックライス
- 鮭ときのこの炊き込みご飯
- 鶏の旨みたっぷりご飯
- アレンジご飯ピザ
以下でレシピを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
フライパンで塩昆布さつま芋ご飯
ホクホクのさつまいもとふっくらと炊き上がったお米がマッチする、秋らしい美味しいレシピです。少ない工程、また少ない材料で作れるレシピなのでぜひ挑戦してみてください。
【材料】
- さつま芋 1本
- 米 2合
- 水 360ml
- 塩昆布 15g強
※塩昆布の量は好みに応じて増やすなど調整してください
【レシピ】
- お米を研いで、30分~1時間吸水
- さつま芋の半分は厚めのいちょう切り、もう半分は千切りにして、水に浸す
- お米の水気を切り、フライパンに入れる
- 水を入れて、お米を均等にならす
- お米の上にさつま芋と塩昆布を散らす
- フライパンにフタをし、強火で加熱
- 沸騰したら、最弱火にして7分加熱
- 7分経過後、強火にし1分30秒加熱
- 10分蒸らす
- 完成
筍の混ぜ込みごはん
筍を中心とした食材と白米を混ぜ込む、美味しい混ぜ込みご飯です。材料は多いものの、工程はそこまで難しくないので、ぜひ挑戦してみてください。
【材料】
- 米 3合
- 筍 約200g
- 鶏肉 1枚
- キノコ類 1/2パック
- にんじん 1本
- こんにゃく 1個
- 油揚げ 2枚
■ A
- だしの素 大さじ1弱
- 砂糖 大さじ3
- 醤油 大さじ4強
- みりん 大さじ1.5
- 酒 大さじ1.5
■ B
- 仕上げ醤油 大さじ1.5
【レシピ】
- 3合分のご飯をフライパンで炊く
- 人参、たけのこ、しいたけ、油揚げを細切りにし、こんにゃくは2cmの細切りにする。豚肉は小さく切る
- フライパンに油をひき、鶏肉、人参、たけのこ、こんにゃく、油揚げの順に炒める
- Aを入れて炒め、少し冷ましたら、炊飯したご飯に混ぜ、仕上げにBを入れて完成
フライパンで炊くターメリックライス
バターの風味が香る本格的なターメリックライスがフライパンで簡単にできます。少なめのスープで炊くので、芯が残らないようにしっかり吸水させた上で工程を進めましょう。特に難しい作業はないレシピなので、ぜひ挑戦してください。
【材料】
- 米 200g(1.3合)
- お湯 200cc
- マギーブイヨン(顆粒) 小さじ1
- バター(無塩) 約15g
- ターメリック 小さじ2
- カルダモン(好みで) 小さじ1
- 塩 小さじ½
- ローリエ 1枚
【レシピ】
- お米を洗って30分程吸水させ、水気を切っておく
- ブイヨンをお湯で溶かす
- フライパンにバターを溶かし、中火で米を炒める
- ターメリック・カルダモン・塩を加え、スープを加えて強火にする。
- 沸騰したらローリエを加えて蓋をし弱火で12分。
- 蒸らし12分後完成
鮭ときのこの炊き込みご飯
魚とキノコを事前に焼くことで水分を飛ばし、べちゃっと感をなくしています味がぼやけにくい、美味しい炊き込みご飯のレシピです。
工程が少なく比較的簡単なので、ぜひ挑戦してください。
【材料】
- ご飯 2合
- 水 350ml
- 鮭 2切れ
- シメジ 半株
- 酒 大さじ1
- 白だし 大さじ3
- めんつゆ 大さじ1
- 枝豆 好みで
- 胡麻油 適宜
【レシピ】
- 魚焼き器で鮭とキノコを焼く
- 塩鮭でなければ鮭に塩をふる
- 5分焼く
- ご飯を洗い、10分ザルに置く
- お米にヒビを入れておく
- お米と調味料を入れ、水を入れる
- 汁だけ味をみて、薄ければ調整する
- フライパンにフタをし、強火で加熱
- 沸騰したら、最弱火にして7分加熱
- 7分経過後、強火にし1分30秒加熱
- 10分蒸らす
- 炊けたら、骨と皮を除き、混ぜる
- 完成
鶏の旨みたっぷりご飯
鶏の旨みをたっぷり吸った、美味しいご飯がフライパンで簡単に作れます。鶏の旨みたっぷりご飯は工程は比較的少なく簡単なので、料理が苦手な人でも気軽に挑戦できるでしょう。
【材料】
- 鶏油 鶏もも2枚分
- 生米 2合
- 水 400ml
■ 【炊きたてを食べるとき】
- バター 適量
- 醤油 適量
【レシピ】
- フライパンで、鶏もも肉2枚を焼く※焼き上がった鶏肉は他の料理に活用しましょう。
- 鶏ももを焼いた油が入ったままの熱したフライパンに生米を入れる※お米は洗わない
- お米が透明になるまで炒めたら、お水400mlを加えて沸騰させる
- 途中、軽くかき混ぜる
- 蓋をして弱火で8分程炊き上げる※蓋は絶対にあけない
- そのまま5〜10分蒸らして完成
アレンジご飯ピザ
フライパンで炊いたご飯をそのまま活用するレシピです。具材によって味や雰囲気が変わるので飽きることなく楽しめるでしょう。
【材料】
- 米 1合(150g)
- 水(洗う用) 300cc
- 水(吸水用) 220cc
- 米粉(または片栗粉) 小さじ2
- 油 小さじ1
- トマトケチャップ 適量
好みの具材
鮭缶・鮭フレーク・ミニトマト・チーズなどがおすすめ
【レシピ】
- 米と水をビニール袋に入れて、ふり洗い、水を流す
- 新しい水を入れ、1時間吸水する
- 200ccになるように調整した水を米とともにフライパンへ移す
- 蓋をして火にかけ、沸騰させる
- 沸騰したら弱火にし7~10分炊く
- 火を止めて10分蒸らす
- ごはんに米粉を混ぜて、平らにする
- フライパンに油を敷いて両面焼く
- 具材をのせ、蓋をし弱火で温める
- 完成
フライパンで白米を炊くことに関するよくある質問
ここではフライパンで白米を炊くことに関するよくある質問と回答を紹介します。疑問点や不明な点がある場合に、解消する可能性があります。
以下で詳細を紹介しているので、フライパンで白米を炊きたいと考えている人は参考にしてください。
- お米を研がないで炊いたらどうなる?
- フライパンにご飯がくっつかない炊飯方法は?
- フライパンで揚げ物をしてもいいですか?
お米を研がないで炊いたらどうなる?
お米研ぎは臭みの原因となる糠や汚れを落とすために行う工程です。お米を研がずに炊いてしまうと糠や汚れが残った状態のままになるので炊き上がりに大きく影響します。
近年では、かなり精米技術が発達しているので見た目では汚れやぬかなどは確認できないでしょう。さらにお米の糠や汚れの量もかなり減少している傾向にあるので、研ぎすぎにも注意が必要です。
また、お米を研ぐことでお米に軽く傷がつきます。お米に傷がつくと吸水しやすくなるので、炊き上がりがふっくらツヤツヤになるでしょう。
お米研ぎはお米の仕上がりや風味を左右する重要な作業です。美味しいお米を食べたいという人は、必ずお米を研いだ上で炊き上げましょう。
フライパンにご飯がくっつかない炊飯方法は?
フライパンで炊飯する際に、ご飯がくっついて取れなくなったという経験をしたことがある人も少なくありません。ご飯がフライパンにくっついてしまうとお米が無駄になるだけでなく後処理も大変になってしまいます。
フライパンにご飯がくっつかないように、お米の蒸らしが終わったらすぐに菜箸でかき混ぜましょう。蒸らしが終わってから早い段階で菜箸でかき混ぜると、お米がくっつきにくく剥がしやすくなります。
また、フッ素樹脂加工のフライパンであれば菜箸でかき混ぜなくてもお米はくっつかずに綺麗に剥がせます。フッ素樹脂加工のフライパンは、フライパンで白米を炊飯するのに適しているといえるでしょう。
フライパンで揚げ物をしてもいいですか?
フライパンを使用した揚げ物も、基本的には問題ありません。フライパンは一般的な揚げ物用の鍋よりも口径が広いので、一度にたくさん食材を揚げられて非常に便利です。しかし、フライパンで揚げ物をする際には油の量を少なめにして揚げ焼き、長時間加熱する必要がないように食材は小さめにするなどを意識しなければなりません。
特に、コーティング加工されたフライパンで揚げ物をしてしまうとコーティングが剥がれやすくなってしまうので、できるだけ使用を避けるほうが良いでしょう。フライパンで揚げ物をする場合にはコーティング加工が施されていないフライパンを使用し、少ない油で短時間で調理するようにしてください。
まとめ
フライパンで白米を炊こうとしてもやり方がわからない、うまく炊き上がらないというケースが多くあります。フライパンで白米を炊く方法と注意点を知っておくことで、簡単に美味しく炊き上げられるでしょう。
また、フライパンで白米を炊く方法を知っておくと、アウトドアや災害時などにも役立ちます。電気が使えない状況でもお米を炊飯できるので、知っておいて損はないでしょう。
フライパンで白米を炊く方法や注意点、アレンジレシピを知り、フライパンを活用して美味しいお米を楽しんでください。