【知らないと危険?】ステンレスフライパンにおける予熱・空焚きの注意点とは?

【知らないと危険?】ステンレスフライパンにおける予熱・空焚きの注意点とは?

ステンレスフライパンを使用する際には、【もう焦げ付かない!ステンレスフライパンを使った調理の基本5選】という記事でも以前書いたように、予熱をしっかり行うことがとても重要です。しかし、私たちがお渡ししている説明書にも「過度の空焚きは行わないでください」と書いていますし、他のメーカーさまのステンレスフライパンの説明書においても「空焚きを控えるべき」と書かれていることが多いです。

予熱も言ってみれば一種の空焚きであるため「一体どういうこと??」と感じてらっしゃる方もいるかもしれません。そこでこの記事では、ステンレスフライパンにおける予熱と空焚きの違いと、正しい方法について書いていきます!

いきなりの結論

結論から申しますと、予熱は「一定の温度に至るまでフライパンを熱すること」であり、空焚きは「一定の温度に至った後もフライパンに具材を入れずに熱し続けること」です。つまり、予熱は調理を行うために必要な過程であり、空焚きは必要以上にフライパンの温度を高温にし続けてしまうことを指します。

空焚きを続けるとどうなるのか。

ステンレスはとても丈夫で頑丈な劣化しづらい素材でありますが、空焚きを行い続けるとダメージを受けてしまいます。具体的には調理面が焦げ付きやすくなってしまったり、茶色く変色してしまったり、あまりにも長時間それを続けてしまうと、鍋底が沿ったり一部が膨れ上がるなどの変形をしてしまう可能性もあります。

正しい予熱の方法

フライパンの予熱

それではフライパンにおける正しい予熱とはどのようなものなのでしょうか。重要なのは温度とタイミングです。

まず温度についてですが、分かりやすい目安としては、ひいた油から白い煙が出始めたくらいが適温です。または、2008年10月以降の過程用のガスコンロにおいては、過熱防止装置、つまり温度が上がりすぎた際にアラートが鳴るのでそちらを目安にしてもよいです。具体的な温度としては、200度前後となっています。

次にタイミングについてですが、上でも書いたように空焚きとは不必要に熱し続けることです。つまり、温度が上がって白い煙が出始めるくらいのタイミングになったら、それ以上に熱することは止めてすぐに調理を開始しましょう。

予熱時の火加減について

ステンレスフライパンの火加減

クーベルの製品に限らずですが、ステンレスのフライパンは強火ではなく中火以下での予熱・調理を基本としてください。なぜなら、強火で急速に熱することで、火の当たる場所と当たらない場所で温度のムラができてしまい、食材がくっつきやすくなってしまいます。また、食材が調理面に接していない場所の温度が不必要に上がってしまう、ということも起こり得ます。

そもそも、ステンレスのフライパンは保温性に優れているため、食材やお酒やワイン、水などを入れたとしても温度が下がりづらいという特徴を持っています。そのため、基本的には強火ではなく、中火以下での調理をお勧めします。

まとめ

予熱と空焚きの違いと、正しい予熱の方法についてお伝えしましたがいかがでしょうか。面倒に感じる方もいるかもしれませんが、具材を入れる前に適切な温度にフライパンを熱することで、調理時の条件を揃えることができるため火加減に関する失敗を大きく減らすことができます。また、フッ素樹脂(テフロン)加工のものと異なり、調理面無加工のステンレスフライパンは正しい予熱を行えば有害物質の発生などの可能性もなく、安心して予熱を行うことができます。ぜひ一度、その便利さをお確かめください!

クーベルフライパンについて

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