この記事にたどり着いた方は、ひょっとしたら「最高のフライパン」を探し求めて、その単語で検索をしていらっしゃったかもしれません。もしくは、SNSや紹介リンクなどでたまたまこの記事を見かけたという方もいらっしゃるかもしれませんし、いつのまにか開いていた、という方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、"最高のフライパンとは何か"という話をしていこうと思います。
最高のフライパンってどんなもの?
最高のフライパンとは一体どんなものでしょうか。それ一つあれば、どんな料理でも魔法のように美味しく出来上がるものでしょうか。それとも、お手入れが非常に簡単でどんなにズボラに管理しても一生使い続けられるものでしょうか。それとも、見た目が美しく、見ているだけで惚れ惚れしてしまうような製品でしょうか。
調理やお手入れの観点
まず「どんな料理でも作れるフライパン」についてですが、そんなものは存在しません。例えば1人前のオムレツを作る場合と、4人前のチャーハンを作る場合では最適な大きさがまず違います。
また、テフロン(フッ素樹脂)加工のフライパンは食材がくっつきにくく簡単に調理が可能ですが有害ガスが発生してしまうリスクがあり、数年おきに買い替えも必要です。その一方、鉄のフライパンは育てあげることで鉄分も摂取することができるだけでなく、保温性が高いため特に中華料理などと相性が良いですが、やはりお手入れの手間が他の材質よりもかかってしまうことは否定できません。
つまり、調理やお手入れの手間という機能面においては、最高のフライパンが1つあればそれで良い、というものではないんです。
デザインの観点
世の中には優れたデザインの調理器具がたくさんあります。その中には、スタンダードでシンプルに美しいものから、カラフルで見ているだけで楽しくなるようなもの、さらには八角形など形にオリジナリティがあるものなども含まれます。
しかしもちろん、どういったデザインが好みなのか、というのは人それぞれで大きく異なります。それどころか、同じ人であったとしてもそれに出会うタイミングや、ひょっとしたらその時の気分によっても最も好みのフライパンの見た目は異なるかもしれません。
つまり、装飾や見た目においても絶対の正解というものはないんです。
改めて、最高のフライパンとは?
私の考えとしては、世界で誰もが認める最高のフライパンというのは存在しません。しかし、「"私"が最高だと思うフライパン達」というのは揃えることができます。以前に私がクーベルのステンレスフライパン”以外”で使っているフライパン・鍋達というブログを書きましたが、それぞれに愛着を持ち、気に入って使っています。つまり、調理において最高の調理器具というのはなにか1つだけを指すものではなく、自身が納得した上で揃えた、使うことに楽しみ・喜びを感じられるもの達を指すのではないでしょうか。
もちろん、自分が使うもの全てに納得するということは途方もない道のりです。世の中には無数の調理器具がありますし、全てを試すことはできません。また、金額が非常に高いものもあるので、全てを揃えることはできないかもしれません。
ですが、まずはたった一つ、自分が本当に気に入ることができる調理器具をお手元に置いていただくと、毎日の調理が本当に楽しいものになることに驚かれるのではないかと思います。最初から全ての料理に対応する必要はなく、例えばパスタ料理が大好きならアルミのフライパンから、ステーキが大好きなのであればステンレスのフライパンから、煮込み料理が好きなら鋳鉄鍋から、などそれぞれが最も美味しく料理を作りたいものに合う鍋や、使用頻度の最も高くなりそうなものから始めてみるのがオススメです。
こちらの記事にて、様々な調理法に適したフライパン・鍋の材質を紹介していますので、よろしければご参照ください。そして皆さまのご検討の中で、クーベルのフライパンを購入してみたい、と感じる方がいたらそれは私たちにとって大きな喜びです。私たちは、クーベルフライパンが、あなたの人生において「最高のフライパン達のうちの1つ」となることを目指して日々改善を繰り返していますので、ぜひ一度、お試しをいただけますと嬉しいです。