「パーティーでスペアリブを出したいけどオーブンだと時間がかかってしまう」
「スペアリブを家庭で簡単に作りたい」
バーベキューなどで人気の骨付きの豚肉を使った豪華な料理のスペアリブは、家族や友人と一緒に楽しむシーンにもよく合います。
とはいえ、家庭で作る場合はオーブンなどを使ってじっくり火入れをする必要があり、出来上がりまでが大変な料理と感じてしまうかもしれません。
そこで、本記事では、フライパンを使ったスペアリブの作り方を紹介します。
フライパンを使うことで、面倒さがなくなり、美味しいスペアリブが誰でも簡単に作れるのです。
加えてスペアリブのアレンジレシピも紹介します。
また、長く使えるフライパンをご検討の場合はクーベルのステンレスフライパンをご検討ください。
ステンレスは温まりにくく冷めにくい素材なので、食材を入れたあとも温度が下がりにくいという特徴を持っています。加えて、予熱を行うことによって油分を多く含む肉や魚などの食材は無油調理を行うことも可能で、余分な油とカロリーを抑えた健康に良いヘルシーな料理が楽しめます。
ぜひこの機会に、一生モノのフライパンをお手に取ってみてください。
フライパンで作るスペアリブの魅力
フライパンを使ったスペアリブの最大の理由は、手軽につくれて初心者でも挑戦しやすい点です。
加えてオーブンを使うより準備や片付けが楽な点や、キッチンを過度に熱くしない点も挙げられます。
当然ながらフライパンの熱を直接利用して火入れをするので、バーベキューで作るのと同じように香ばしさとジューシーさが同時に実現できる点も魅力です。
オーブン不要で手軽に調理できる
家庭で作るスペアリブのレシピを調査すると、オーブンでじっくり焼くレシピが数多く確認できます。
オーブン調理も当然ながら美味しいのですが、オーブン調理では時間がかかる上に、予熱や後片付けが少し手間に感じてしまう場合があります。
フライパンを使った場合は、オーブンに比べて簡単に調理できます。
スペアリブに必要なのはフライパンと調味料、スペアリブだけで、オーブンに比べてお手軽です。
フライパンで調理するメリットとして、スペアリブの焼き加減を直接目で確認できる点があります。
そのため、初心者でも失敗しにくく、事前に下味をつけた肉をフライパンで焼くだけで、豪華な一品が完成します。
フライパンを使うことで短時間でジューシーに仕上がる
フライパンを使ったスペアリブ調理の特徴2つ目は、オーブンと比較して短時間でジューシーな仕上がりを実現できます。
ジューシーになる理由は、フライパンの熱伝導や保温性の高さを活かした調理が可能で、外側を高温でカリッと焼き上げつつ内部には肉の旨味をしっかり閉じ込めているからです。
具体的には、スペアリブを焼いた後に、少量の水や調味料を加えて蒸し焼きにすることで、肉の柔らかさをキープしながら味を染み込ませます。
そのため、オーブンで調理しなくとも、香ばしさにジューシーさが加わったスペアリブが短時間で完成可能です。
キッチンが熱くならずに済む調理方法
オーブンは、100度以上で長時間火入れをする調理器具です。
そのため、夏場や暖かい季節にオーブンを使った場合、キッチン全体が熱くなり調理が少し辛くなってしまいます。
しかし、フライパンを使う調理法であれば、オーブンに比べて加熱時間が短く済むためキッチンの温度が上がりにくいというのがメリットです。
夏場の暑い時期でも快適な環境で料理ができるのに加えて、オーブンを使うよりも電気代やガス代が節約できます。
加えてフライパン調理は火を使う時間を最小限に抑えられるので、夏の暑い季節でも気軽にスペアリブが作れます。
フライパンで作るスペアリブの基本レシピ
次に、フライパンで作るスペアリブの基本レシピと作り方を紹介します。
フライパンで作るスペアリブには色々なレシピがあるのですが、紹介するレシピをおさえて置けばアレンジもしやすいレシピです。
引用:クックパッド
必要な材料と下準備
最初に、必要な材料と下準備を紹介します。
スペアリブの材料 (2人分)
- 豚のスペアリブ:約500g
- にんにく(すりおろし):小1カケ
- 生姜(すりおろし):適量
- 日本酒:大さじ5
- ハチミツ(無ければ砂糖):大さじ3
- 醤油:大さじ2
- 黒胡椒:適量
- 水:100cc
- オリーブオイル(無ければ普段お使いの油):適量
スペアリブを美味しくする下準備として、お肉を下茹でしておくと肉の臭みが取れて美味しく出来上がります。
下茹での方法は簡単で、フライパンに大量の水をはり、豚のスペアリブを入れて20分程度茹でるだけです。
下味の付け方とマリネの方法
マリネを使った下味の付け方を紹介します。
にんにく、生姜、日本酒、ハチミツ、醤油をジップロックなどの袋かボウルに入れてよく混ぜ合わせ、マリネ液を作る
味を染み込ませやすくするために下茹でしたスペアリブに切り込みを入れる
マリネ液の中にスペアリブを入れて揉み込んだ後、15分程漬ける
下味をつける時間は最低15分程度必要ですが、数時間程度つけるとより味が染み込みます。
加えて時間がある場合は、前日にマリネ液を漬け込み、冷蔵庫などで一晩漬け込むのをおすすめします。
焼き加減と火加減の調整方法
下味をつけたスペアリブは、いよいよスペアリブを火入れします。
火入れ方法を紹介します。
タレに漬け込んだスペアリブを取り出し、よく汁気を切った後、オリーブオイルを敷いたフライパンで焼き目をつける
スペアリブをつけておいたタレに水を100ml加え、スペアリブを焼いてたフライパンに投入
フタして時々裏返しながら中火で15分程煮て、まだ汁気がある状態で火を止める
お好みで黒胡椒をふり、型抜きしたピラフなどを添えて完成
火入れした後にスペアリブに焼き目をつけるまでは、火加減は強めにします。
強火が推奨されていないフライパンを使う場合は、中火よりもやや強い火加減で問題ありません。
焼き目がついた後は火加減を弱火にして、スペアリブの中まで火を通しましょう。
フタを使った蒸し焼きでジューシーに仕上げるコツ
火入れ工程の中で、フタして蒸し焼きにする工程があります。
蒸し焼きを行うことで、肉がジューシーに仕上がります。
本レシピでは水とマリネ液を入れて蒸し焼きにするため、さらに味が肉に染み込みます。
蒸し焼きのポイントは肉の中に火を通すために、途中で裏返すことで焦げ付きを防止しましょう。
定番の味付けから簡単アレンジレシピ3選
フライパンで作る基本レシピを紹介した後は、簡単にできるアレンジレシピを紹介します。
スペアリブはシンプルな料理のため、アレンジレシピもシンプルです。
アレンジレシピの中でも、家庭で作りやすい味付けを変えるアレンジレシピを3点紹介します。
甘辛の照り焼きスペアリブ
引用:クックパッド
材料(2人分)
- 骨付きポークリブ:300g
- しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- はちみつ:大さじ1
- おろし生姜(チューブ):1cm
- おろしにんにく(チューブ):1cm
- つけ合わせの野菜:適量
- 塩コショウ:適量
作り方
- 骨付きポークリブに塩コショウしてフライパンで両面こんがり焼く
- 肉の表面の色が変わったら中火にしてフタをする
- フライパンに付け合わせの野菜も入れて、中までじっくり火を通す
- フライパンで焼いている間にしょうゆ、みりん、砂糖、はちみつ、おろし生姜、おろしにんにくを合わせてタレを作る
- 肉を刺してみて中まで火が通っていたら野菜を取り出す
- 肉にタレを回しかけて強火で煮詰めて完成
ポイントは、子供向けに甘めの味付けにしているため、甘めが苦手な場合は砂糖を減らしてお酒を入れましょう。
ガーリック醤油味のスペアリブ
引用:クックパッド
材料(3人分)
- スペアリブ:600g
- にんにく(スライス):2かけ
- 醤油:大さじ3
- 酒・みりん:各大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 塩・コショウ:少々
- サラダ油:適量
- ブロッコリー:1/3株
- しいたけ:2個
作り方
- ブロッコリーは硬めに下茹でする
- 【漬ダレ】にんにく(スライス)、醤油、酒・みりん、砂糖、塩・コショウを混ぜ合わせる
- スペアリブに包丁の先でチョンチョン穴を開け、漬ダレに20~30分程度浸ける
- フライパンにサラダ油をひき、スペアリブを入れて弱めの中火で焼き目をつける
- 焼き目が付いたらスペアリブを裏返す
- ニンニクごと漬けダレも加え、蓋をして弱火で5分蒸し焼きする
- スペアリブを裏に返してしいたけを加え、蓋して弱火で5分蒸し焼きにする
- 火を止めて蓋したまま5分余熱で蒸らす
- 器に盛り、お好みでブラックペッパーや白髪ネギを添えて完成
ポイントは、ブロッコリーを茹でるのが面倒な場合は、しいたけを入れるタイミングでブロッコリーも入れて蒸し焼きにしましょう。
スパイシーカレー風味のスペアリブ
引用:クックパッド
材料(1人分)
- スペアリブ:250〜300g
- 醤油、酒:各大さじ2
- 砂糖、みりん:各大さじ1
- カレー粉、ウスターソース、酢:各小さじ1
- おろしニンニク:小さじ1/2
作り方
- ほぐれやすく味染みを良くするために、スペアリブは骨に沿ってフォークをいれ、お肉も全体をブスブスさす
- 醤油、酒、砂糖、みりん、カレー粉、ウスターソース、酢を混ぜる
- フライパンに少量のサラダ油を熱し、スペアリブを焼く
- 肉全面に焼き色がついたら
- 汁を注いた後にアルミホイルで落し蓋をし、時々返しながら煮詰める
- 中の水分が程良く飛び、タレがどろっとしてきたら完成
ポイントは、煮詰めているタイミングでは味を全体に染み込ませるためにスペアリブを何度か裏返しましょう。
スペアリブを美味しく仕上げるための調理テクニック
スペアリブをさらに美味しく仕上げるためには、いくつかの重要な調理テクニックがあります。
下茹で、油の使い方、火加減、そしてマリネなど、これらの工夫を取り入れることで、プロ顔負けの仕上がりを目指せます。
それぞれのステップを丁寧に行うことで、外は香ばしく中は柔らかい、風味豊かなスペアリブを楽しめます。
色々なテクニックの中でも、家庭で実践しやすい具体的な方法を紹介します。
下茹でのメリットと方法
最初に紹介したいテクニックは、下茹でです。
スペアリブの下茹ででは、肉が柔らかくなり肉の臭みが取り除けます。
下茹でのもう1つのメリットは、下茹で余分な脂が落ちるため、ヘルシーで食べやすくなる点です。
そのため、スペアリブを美味しく調理したい場合は、ぜひ下茹でを活用しましょう。
下茹での方法は簡単で、大きなフライパン(鍋)にたっぷりの水を用意し、肉を入れて中火で煮込むだけです。
茹でる時間は、20〜30分が目安です。
ポイントは、下茹中にアクが出てくるため、アクをこまめに取り除く点です。
アクを取り除くことで、仕上がりの味がすっきりします。
下茹でをした肉は、そのまま調味料に漬けたり焼いたりするだけで、驚くほど美味しくなります。
焦げ付きを防ぐための油の使い方
フライパンでスペアリブを調理するときに、一番避けたいのが焦げ付きです。
焦げ付きを防ぐには、フライパンの温度と油の使い方が重要です。
フライパンの温度を上げるためにフライパンを十分に予熱し、フライパンがしっかり温まった後に少量の油を加えます。
油はフライパン全体に均一に広げ、その後スペアリブをフライパンに並べます。
焦げ付きを減らすには、肉をあまり動かさずに焼くのがポイントです。
肉を動かすタイミングは焼き目がついた後で、フライパンから自然と肉が離れるため焦げ付きが防止できます。
そのため、一度肉を入れた後はしばらくそのまま焼き、焼き目がしっかりつき、表面がしっかり焼けた後にひっくり返しましょう。
外はカリッと中はジューシーに仕上げる火加減
スペアリブを外はカリッと、中はジューシーに仕上げるためには、火加減を細かく調整することが必要です。
最初は焼き目を入れるため、火加減は強めで肉の表面を焼きます。
焼き目が入ることで表面が香ばしく焼き上がり、旨味が内部に閉じ込められます。
その後は火から弱火に火を落とし、肉をじっくり加熱します。
火を弱める理由は、肉の内部にまで火入れを行うためです。
さらに、ある程度火が入った後は、蓋をして蒸し焼きするのもおすすめです。
蒸し焼きにすることで、肉が乾燥せず、柔らかく仕上がります。
蒸し焼きした場合は、最後に蓋を外して再び強めの火加減で表面をパリッと仕上げます。
強火、弱火、蒸し焼きを組み合わせることで、外側のカリカリ感と内側のジューシーさが絶妙なバランスのスペアリブが完成します。
肉を柔らかく仕上げるためのマリネ時間の目安
マリネとは、肉を調味液に漬け込む調理法で、肉に味を染み込ませ柔らかさを引き出します。
時間はかかるものの、スペアリブを柔らかく仕上げるには、マリネが欠かせません。
例えば、醤油、はちみつ、にんにく、生姜をベースにしたマリネ液が有名です。
この液に漬け込むことで、肉に甘みとコクが加わり、さらに香りが良くなります。
マリネの時間は2〜4時間が一般的ですが、時間がない場合でも30分程度漬けるだけで効果があります。
加えて肉をマリネ液に一晩漬けた場合は、より深い味わいが楽しめます。
マリネ液を肉に均一に行き渡らせるためには、保存袋を使用する方法が手軽でおすすめです。
肉を入れた保存袋を密閉し、冷蔵庫で保存するだけで肉の風味が最大限に引き出されます。
スペアリブを使ったアレンジ活用レシピ
スペアリブを使って別の料理を作る、スペアリブ活用レシピを3点紹介します。
スペアリブは普通に食べる以外にも様々な活用方法があります。
様々なアレンジ活用レシピの中でも、家庭で作りやすい3点を紹介します。
残りのスペアリブで作るスパゲッティ
引用:クックパッド
材料(3~4人分)
- スペアリブ:700g
- 塩:肉の重量の1%
- 強力粉:適量
- オリーブオイル:適量
- ニンニク:1個
- たまねぎ:2個
- 赤ワイン:120cc
- ホールトマト400g:1缶
- 水:適量
- 赤ワインビネガー:大さじ1
- スパゲッティ:適量
- パルメザンチーズ:適量
作り方
- スペアリブの分量の1%に塩する
- 塩を浸透させた後強力粉をつける
- スペアリブをフライパンで香ばしく焼き、スペアリブを一旦別の皿に移す
- オリーブオイル、ニンニクを鍋に入れ香りがでたらたまねぎを炒める
- たまねぎに赤ワインビネガー、赤ワインを加えて煮詰める
- ホールトマト、スペアリブを加え水分を足しながら2時間煮る
- 煮汁を煮詰め味を整える
- スペアリブを適当な形に切り分けてソースと一緒に加熱する
- スパゲティを茹でる
- 茹であがったスパゲッティ、パルメザンチーズと混ぜ合わせて完成
紹介したレシピではスペアリブを作るところから紹介していますが、余ったスペアリブを使って作成可能です。
スペアリブの出汁を使ったスープレシピ
引用:クックパッド
材料(4人分)
- スペアリブ:12本
- 山芋:200〜400g
- 蓮の実(あれば):15g
- 水:2L
- しょうゆ:ひとまわし
- 塩:少々
- 白こしょう:少々
- 青味の野菜:適量
作り方
- 蓮の実を使う場合は1時間ほど水につけておく
- 中に芯があったら、割って芯を除く
- 山芋は皮を剥き、大ぶりに切る
- 大きめのフライパン(鍋)にスペアリブ、山芋、水に漬けておいた蓮の実(あれば)を入れる
- フライパンに水を入れて強火で加熱する
- 肉のアクが出てきたら火を弱め、アクを取りながら煮込む
- アクがほぼ取れたら弱火にし、スペアリブが柔らかくなるまで1時間ほどじっくり煮込む
- 仕上げにしょうゆをひとまわしし、塩、こしょうで味を整える
- 器に盛り、青味をあしらって完成
ポイントは、薬膳スープのため健康に良く、身体をしっかり温めます。
スペアリブを活用した炊き込みご飯
引用:クックパッド
材料
- スペアリブ:400g
- 米:2合
- コンソメ:小さじ2
- 醤油:小さじ1
- タイム:3本分
- ケチャップ:大さじ3
- ソース:大さじ1
- パプリカパウダー:小さじ2
- ドライオレガノ:小さじ1/2
- にんにくすりおろし:1片
- しょうがすりおろし:1片
- 玉ねぎすりおろし:1/8個
- ブロッコリー:適量
- とうもろこし:適量
作り方
- 熱湯にスペアリブを入れて表面の色が変わったら浄水でよく洗う
- 炊飯器に洗った米、2合分の浄水、コンソメ、醤油、スペアリブ、タイムを入れて通常通り炊く
- ケチャップ、ソース、パプリカパウダー、ドライオレガノ、にんにくすりおろし、しょうがすりおろし、玉ねぎすりおろしの材料を混ぜてBBQソースを作る
- ブロッコリーととうもろこしを蒸す
- 炊き込みご飯、野菜、BBQソースをお皿に盛って完成
ポイントは、先に下茹でしてあくを取っておくとさらに美味しく出来上がります。
まとめ
本記事では、フライパンで簡単に作れるスペアリブの作り方とアレンジレシピを紹介しました。
スペアリブはシンプルな料理のため、美味しく作るためには、下茹でやマリネといった下準備と、火入れが重要です。
スペアリブの火入れは、しっかりと焼き目を作ること、中まで火入れをすること、蒸し焼きの3点がポイントになります。
実は、スペアリブの火入れにおすすめしたいフライパンが、クーベルステンレスフライパンの深型フライパンです。
クーベルのステンレスフライパンは、もともとの保温性の高さに加えてステンレス3層構造にすることで、ステンレスフライパンのデメリットである熱伝導率の低さをカバーしています。
加えてクーベルステンレスフライパンの深型タイプは、フライパンとしての使い方に加えて蒸し焼きや煮る料理に便利です。
フライパンでスペアリブを作りたい人は、ぜひクーベルステンレスフライパンの深型タイプを使って美味しく仕上げましょう。