「保温性に優れているといっても、どんな料理が良いか分からない」
「普通のフライパンよりも表面が温まらないように感じる」
ステンレスフライパンを利用していて、こんな悩みはないでしょうか。
ステンレスフライパンは、保温性に優れたフライパンです。
しかし、いざステンレスフライパンを使ってみると、他のフライパンと違う悩みがでてきます。
そこで、本記事では、保温性の高さを活かしたステンレスフライパンのレシピを紹介します。
また、長く使えるフライパンをご検討の場合はクーベルのステンレスフライパンをご検討ください。
ステンレスは温まりにくく冷めにくい素材なので、食材を入れたあとも温度が下がりにくいという特徴を持っています。加えて、予熱を行うことによって油分を多く含む肉や魚などの食材は無油調理を行うことも可能で、余分な油とカロリーを抑えた健康に良いヘルシーな料理が楽しめます。
ぜひこの機会に、一生モノのフライパンをお手に取ってみてください。
ステンレスフライパンのおすすめレシピ5選
ステンレスフライパンの特徴は、一度温まってしまえば食材を入れても温度が下がりにくい点です。
そこで、ステンレスフライパンの特徴を生かした料理方法を、5つ紹介します。
「鶏のフレッシュハーブ焼き」
引用:cookpad
鶏のフレッシュハーブ焼きで使う材料
- 鶏もも肉
- 塩
- こしょう
- にんにく
- パセリタイム
- ローズマリー
- オリーブオイル
作り方
- 鶏もも肉は縦と横に切って4等分にする
- 身の方に1cm幅の切り込みを入れバットに並べる
- 塩、こしょうを両面にして手でもみ込む
- にんにくとパセリはみじん切りにし、タイムとローズマリーは茎から葉を外してボウルに入れる
- オリーブオイルを加えて混ぜ合わせ、鶏肉の両面にもみ込む
- ステンレスフライパンを中火にかけ、しっかりと加熱する
- オリーブオイルを加えて混ぜ合わせた鶏肉を皮目の方から入れてフタをする
- 鶏肉から脂が出て、焼き色がついたら裏返してフタをし、弱火にして火を通す
- 皿にお好みで付け合わせの野菜と鶏肉を盛り付ける
ポイントは、オリーブオイルを加えて混ぜ合わせることで、フライパンでは油を使わずに調理している点です。
ヘルシーで美味しいハーブ焼きが作れます。
「鶏ポワレ」
引用:cookpad
鶏ポワレの材料
- 鶏肉(むね、ももどちらでもOK)
- 塩
- こしょう
- 好みのハーブやスパイス
- 油(サラダ油やオリーブオイル)
- バター
- レモン汁
- カットトマト
- ハラペーニョ
作り方
- ステンレスフライパンに油をひく
- 塩、こしょう、好みのハーブやスパイスをふった鶏をポアレ(蒸し焼き)する
- 片面をじっくり弱(中)火で焼く
- 片面の4分の3程度仕上がったらひっくり返す
- 更に弱(中)火で焼く
- 裏側もある程度焼き目がついたらフライパンから鶏を取り出す
- フライパンから油を捨て、カットトマト、塩、こしょう、バター、レモン汁、ハラペーニョなどでソースを作る
ポイントは、ステンレスフライパンの保温性の高さから、一度フライパンが温まってしまえば弱火や中火でもしっかり火が通り、中がジューシーになります。
「フライパンで作るいちごジャム 」
引用:cookpad
フライパンで作る♪いちごジャムの材料
- いちご
- グラニュー糖
- ペクチン(食物繊維)
- レモン果汁
作り方
- ペクチンとグラニュー糖を合わせる
- フライパンに、へたを取ったいちごとペクチンと混ぜたグラニュー糖とは別のグラニュー糖を合わせてまんべんなく混ぜる
- 30分〜1時間置いて水分が出るのを待つ
- 水分が出たら火をかける
- 中の水が沸騰したら中火にし、焦げ付かないようにヘラで混ぜる
- アクが出てきたら弱火にし、アクをとる
- アクがほとんどなくなったらペクチン(と混ぜ合わせたグラニュー糖)とレモン果汁を加える
- 混ぜながら更に加熱する
- いちごに透明感が出てきて全体とろみがついてきたら火を止める
- ジャムを入れて蓋をしめる
ポイントは、ペクチンを入れることで、低糖度のヘルシーなジャムが出来上がる点です。
酸に強いステンレスフライパンを使うことで、大量のジャムが作れます。
「フライパンで作るキッシュロレーヌ」
引用:cookpad
フライパンで作るキッシュロレーヌの材料
- 薄力粉
- バター
- たまご
- 塩
- こしょう
- 牛乳
- 生クリーム
- 粉チーズ
- バジル・オールスパイス
- しめじ
- ベーコン
- 玉ねぎ
- ほうれん草
作り方
- 薄力粉、バター、たまご、塩をビニール袋に入れてよく混ぜて生地を作る
※ 生地がやわらかい時は冷蔵庫に入れて冷やす
- 牛乳、生クリーム、たまご、粉チーズをボウルに入れて、よく混ぜる
- 塩・こしょう・バジル・オールスパイスを加える
- ほうれん草を下茹する
- しめじ、ベーコン、玉ねぎ、ほうれん草(下茹済)をフライパンで炒める
- 一旦取り出し、フライパンにクッキングペーパーを敷く
- ビニール袋に入れた生地をクッキングペーパーを敷いたフライパンに伸ばす
- フライパンにあるキッシュの生地に、炒めたしめじ、ベーコン、玉ねぎ、ほうれん草を乗せる
- ボウルで混ぜたたまご液をこぼさないようにフライパンに入れる
- フライパンに蓋をした後、160度に設定したIH調理器などで25分~30分程度焼く
ポイントは、長い時間焼くので、保温性の高いステンレスフライパンの特徴が強く生かされる点です。
「紅茶で簡単・フライパンで作る鶏胸肉の燻製」
引用:cookpad
紅茶で簡単・フライパンで作る鶏胸肉の燻製の材料
- 鶏胸肉
- 粗塩
- 紅茶のティーバッグ
- 砂糖(三温糖)
作り方
- 鶏胸肉を洗い、爪楊枝でところどころ穴を開けて粗塩をまぶして軽くすりこむ
- 冷蔵庫で1時間冷やす
- 紅茶のティーバッグを開け、砂糖を混ぜる
- 胸肉の水分をキッチンペーパーでふき取る
-
金網の上に置いて1時間ほど水分を発散させる
※ 出てくる水分はキッチンペーパーでふき取る - フライパンにアルミを敷き、紅茶を中央に置く
- 中火で加熱し煙が出てきたら金網ごと鶏肉を置く
- ステンレスボールで蓋をしてそのまま20分焼く
- さらに弱火で20分焼く
- 火を止めて10分蒸らす
- 鶏肉が完全に冷まし、ラップに包んで1日置く
ポイントは、紅茶の煙が回るので、中はひっくり返す必要がない点と、ステンレスを使うことで保温性が上がる点です。
ステンレスフライパンで料理をするメリット
ステンレスフライパンには、他のフライパンにはない特徴があります。
そこで、ステンレスフライパンで料理するメリットを3点紹介します。
特徴を理解することで、ステンレスフライパンのさらなる魅力に気づけるかもしれません。
保温性が高い
ステンレスフライパンを使う一番の理由は、保温性の高さです。
ステンレスフライパンは、温まるまでは時間がかかるものの、一度温まってしまえば食材を入れても冷めにくく、少量の火力や余熱で調理可能です。
例えば、ハンバーグのように、料理の中まで火を入れ続けたい料理の場合、ステンレスフライパンであれば弱火でじっくり火を入れられます。
パスタとソースを絡めたい場合、余熱で調理ができるため、ソースに必要以上に火がはいることがありません。
また、保温性の高さから、煮物や煮込み系もお手の物です。
耐久性が高い・さびにくい
ステンレスフライパンは、フッ素加工やセラミック加工など表面を加工したフライパンと比べて長持ちします。
表面に加工されているフライパンは、いくら大切に使ったとしても表面の加工がはがれてしまえば買い替えが必要です。
しかし、ステンレスフライパンは表面を加工していないため、タワシなどでゴシゴシ洗えます。
加えてステンレスという素材が錆びづらいため、鉄フライパンの油ならし(シーズニング)などの定期的なお手入れが発生することがありません。
大切に使えて生涯使えるフライパンが、ステンレスフライパンです。
見た目がかっこいい・おしゃれ
ステンレスフライパンは銀という見た目のため、黒いフライパンよりも見た目がよく、かっこよくおしゃれです。
また、生涯使えるという特徴から、おしゃれなデザインのフライパンも多数販売されています。
というのも、料理のモチベーションが高い日もあれば、低い日も当然あります。
ステンレスフライパンを含むキッチン周りを自分好みにすることで、低い時でも料理しようと思わせる場所を作ることは、料理のモチベーションを保つ上で重要です。
加えて、銀色は見た目だけでなく、ソースの色やオリーブオイルなどの色が確認しやすいという特徴があります。
見た目だけでなく、実用的という特徴があるのが、ステンレスフライパンです。
ステンレスフライパンで料理をする時のコツ
ステンレスフライパンのメリットとして保温性の高さを上げたのですが、普通のフライパンに比べて熱伝導率が悪いです。
また、フッ素加工やセラミック加工のように表面を加工していないため、食材がくっつきやすいという特徴があります。
しかし、これらの特徴は、ステンレスフライパン料理のコツを掴んでしまえば解決します。
油でコーティングする
ステンレスフライパンで料理するときのコツは、油でコーティングする点です。
表面を油で加工することで、食材がくっつきづらくなり、食材がくっついたりこげたりが減ります。
油でコーティングする時は、乾燥しやすい乾性油やサラダ油などの半乾性油がおすすめです。
油でコーティングする方法
- ステンレスフライパンを火にかける前に、乾性油や半乾性油を入れる
- フライパンを火にかけ、フライパンの隅々まで油をなじませる
- フライパンから煙がでたら火を消し、手に触れられるくらいまで冷ます
ただ、油でコーティングしてもくっついたりこげたりした場合は、タワシなどを使ってゴシゴシ洗って問題ありません。
コールドスタート法を使う
フライパンと食材がくっつく原因は温め不足で、普通は予熱でフライパンを温めた後に食材を入れます。
しかし、コールドスタート法とは、フライパンが熱くなる前に油と食材を入れて炒めます。
場合によっては、油でコーティングした状態で、油を入れずに火をかける場合もあるものの、いずれにしても予熱は行いません。
コールドスタート法
- 油でコーティングする
- 冷ましたステンレスフライパンに、油と食材を乗せる
- 火を入れて料理を行う
フライパンと食材がくっつく原因は、デンプンやタンパク質がフライパンとくっつくことです。
油でコーティングした後、水を飛ばすくらいまで加熱すれば、デンプンなどのくっつく力はなくなります。
熱いうちに洗う
ステンレスフライパン以外の製品には、急激な温度変化で表面加工が取れてしまう可能性があるため、自然に冷やした後に洗う場合があります。
しかし、油汚れなどは熱い方が取れやすく、料理をしたらすぐに洗った方がフライパンの洗浄には向いています。
ステンレスフライパンの場合、表面加工などを行っていないため、いつでもすぐに洗えます。
洗い方は食器などの洗い方とほぼ同じで、中性洗剤などの一般的な洗剤をスポンジにつけて洗います。
しかし、食器などでの洗い方で落ちない場合は、タワシなどでゴシゴシとこすり洗いをすればたいていの汚れは取れます。
ステンレスフライパンが洗い終わったら水気を切って乾燥させた後に収納すれば問題ありません。
ステンレスフライパンで作れるレシピに関するよくある質問
ステンレスフライパンのレシピについて、よくある質問をまとめました。
少し専門的な内容も入っていますが、イメージとして理解しておくことをおすすめします。
ステンレスフライパンはどんな料理に向いていますか?
ステンレスフライパンに向いている料理は、じっくり作る料理です。
例えば煮物や煮込み系の料理は、じっくり火をかけて食材の中まで火を通すので、一番向いています。
蒸し焼きのような料理も得意で、一度フライパンが温まってしまえば冷たくなりづらいという保温性の高さが生かされます。
一方で、短時間で一気に火をかける料理は苦手です。
例えばチャーハンは、強火で一気に火をかけて炒める料理です。
一気に火をかけた料理をする場合は、熱伝導率が高いフライパンを使った方がおいしく仕上がります。
ただし、例えば最初は弱火で火をかけておき、最後の香りづけだけ強火にするなど、やり方次第でどうにかなる場合も多いです。
ステンレスフライパンの欠点は何ですか?
ステンレスフライパンの欠点は、熱伝導率の低さによる焼きムラです。
そこで、ステンレスフライパンの熱伝導の低さを補うために、多重構造にするステンレスフライパンがあります。
例えば、表面は保温性と耐久性が高いステンレス製で、間にアルミニウムやチタンなど軽くて熱伝導率が高い素材を挟みます。
多重構造にすることで、通常のステンレスフライパンよりも熱伝導率が良く、保温性が高いフライパンになります。
また、油を使わずに調理すると焦げ付きやすく、ステンレスフライパンの寿命が縮まってしまいます。
ステンレスフライパンでは、料理する前に、毎回油でコーティングするという手間を忘れずに行いましょう。
ステンレスフライパンに肉がくっつくのはなぜ?
ステンレスフライパンには、フッ素加工やセラミック加工などがされていないため、お肉などの食材がくっつきやすいという特徴があります。
ただし、肉がくっつく理由の多くは、調理前の「予熱」が不足している、いわゆる準備不足が一番の原因です。
多重構造のステンレスフライパンであっても通常のフライパンであっても、熱伝導率が低いという特徴は変わりません。
フライパンが温まる前に肉を炒めてしまうことで、食材がくっつき、焦げてしまいます。
予熱を行い、フライパンが温まったことを確認した後に食材を入れましょう。
まとめ
ステンレスフライパンの特徴に合うレシピや、ステンレスフライパンで料理するコツを紹介しました。
ステンレスフライパンは、じっくり作る料理が得意です。
今回紹介した料理は、弱火か中火でじっくり火を入れるか蓋をしてしばらく火をかけておく料理です。
加えて油のコーティング方法やコールドスタート法など、ステンレスフライパンならではの料理方法を紹介しています。
独特な扱いに慣れてしまえば、ステンレスフライパンは一生涯使えます。
デザインも良く、廃棄の抑制やリサイクルの大切さが求められる現代に合ったステンレスフライパンをぜひ検討しましょう。