ステンレスフライパンといえば頑丈であり、サビにも強く、一生使うことができるフライパンとして有名です。しかし、誤った方法で保管してしまうと、品質が劣化してしまい、最悪の場合処分せざるを得なくなってしまいます。そのため、以下で紹介するような保管を避けることで、あなたの大切な調理道具を長くお使いいただければと思います。
1. 汚れが付いたまま保管する。
料理後にしっかりと洗わずに汚れが残っているような状態で保管してしまうと、その汚れに含まれる塩分や酸などの働きによって、金属が劣化してしまうことがあります。ステンレスフライパンはスポンジやスチールウールなどでストレスなくゴシゴシ洗うことができますので、使い終わった後はきちんと綺麗にしてあげてください。
2. 湿気や水分が多すぎる場所で保管する。
通常の保管であれば問題ありませんが、例えば水回りの近くに置いていたり水漏れがあるような場所に置いていると錆が発生することがあります。そのため、そういった場所には置かないようにしましょう。
3. 料理を長時間中に入れて保存する。
ステンレスの特徴として、保温性に優れており火を止めた後も予熱で火を入れることができるため、食材をじっくり煮込むなどの機会も多いと思います。しかし、例えば作った料理を入れたまま冷蔵庫で1週間以上保存などをしてしまうと、料理に含まれる塩分や酸などによって品質が劣化してしまう可能性があります。もちろん、多少は鍋の中に入れていても問題はありませんが、数日以上の保存が必要な場合はなんらかの保存容器・パックに移し替えましょう。
4. 塩分・塩素がかかる可能性のあるところで保存する。
金属は塩分や塩素が原因で劣化します。そのため、例えば調理時に塩がこぼれてしまうような場所で保管したり、海沿いで外からの風が当たるような場所で保管は避けましょう。もしどうしてもやむを得ない事情がありそのような場所でしか保管できない場合は、定期的に洗ってあげてください。
5. 鉄・アルミ製のものと重ねて保存する。
ステンレスは基本的に錆びない金属なのですが、鉄やアルミなどの材質のものをすぐ近くで保管していると、「もらいサビ」により錆びてしまうことがあります。そのため、特に長い時間保管して置く場合、そういった調理器具や缶詰などとは少し距離を離して置いておくようにしましょう。
まとめ
以上、ステンレスフライパンを保管する場合に気をつけたいポイントを5つ紹介しましたが、やってしまっていたものはありませんでしたか?せっかく大事にしている調理道具なのに、うっかり駄目にしてしまうのはとても悲しいし残念ですよね。ぜひ上記5点に気をつけながら、お手元のフライパンたちを末永く使ってあげてください!