ステンレスフライパンの素材とは?保温性・耐久性の理由と安全性をわかりやすく解説

ステンレスフライパンの素材とは?保温性・耐久性の理由と安全性をわかりやすく解説

ステンレスフライパンを選ぶとき、製品詳細欄に「SUS430」や「18-0」などと記載されているのを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

これらの表記は、ステンレスフライパンに使用されている素材を示すものです。クロムやニッケルの含有率によって、名称が異なります。

 

とはいえ、フライパンの素材にどのような特徴や違いがあるのかよくわからない、というケースは多いでしょう。また、毎日の料理に使うフライパンに用いられている素材の安全性も、気になるポイントですよね。

 

そこで本記事ではステンレスフライパンの素材をテーマに、その特徴や安全性について解説します。ぜひ、フライパン選びの参考にしてください。

 

ニッケルは錆びに強い!ステンレスフライパンの素材を紹介

ニッケルは錆びに強い!ステンレスフライパンの素材を紹介

 

ステンレスフライパンは、その名のとおりステンレスを用いたフライパンのことです。

 

ステンレスには、主成分の鉄にクロムという金属が混ざっています。具体的には、鉄を50%以上、クロムを10.5%以上含む合金のことをステンレスと呼びます。

 

英語で「錆びない」または「錆びにくい」という意味をもつとおり、ステンレスはほかの金属に比べて錆びにくいことが特徴です。

 

また、ひとくちにステンレスといっても、クロムやニッケルの含有率によってさまざまな種類に分けられます。ステンレスフライパンに用いられる一般的なステンレス素材の種類は、下記のとおりです。

 

JIS規格

略式名称

クロム含有率

ニッケル含有率

SUS430

18-0ステンレス

18%

0%

SUS304

18-8ステンレス

18%

8%

SUS-305

18-10ステンレス

18%

10%

 

たとえば「18-0ステンレス」の場合、ハイフンでつないだ左側がクロム含有率、右側がニッケル含有率を表しています。

 

ニッケルを含むことで、ステンレスがもつ錆びにくい性質がさらに向上します。上の表でいえば、クロム含有率が同じ18%でも、ニッケルを10%含む18-10ステンレスのほうが18-0ステンレスに比べて錆びにくい特徴があります。

 

ただし、耐食性の高い「18-10ステンレス」ですべての製品を作ればよいかといえば、そうではありません。ステンレスフライパンを選ぶ際は、製品の用途や品質と価格のバランスなども考慮しながら、素材の種類を検討する必要があるでしょう。

 

ニッケルやクロムのおかげ?ステンレスフライパンは耐久性・保温性に優れている

ステンレスフライパンは錆びにくいだけでなく、保温性や耐久性に優れているというメリットもあります。

 

たとえば、クーベルのフライパンにも使われているSUS304(18-8ステンレス)は、ニッケルを添加することで堅牢となり、耐久性が向上しています。丈夫で壊れにくいため、毎日使用するフライパンの素材にぴったりといえるでしょう。

 

また、熱を蓄える力が大きいため、保温性が高いことも特徴です。

 

フライパンに使われる材質は多岐にわたりますが、ステンレスは特に耐久性・保温性に優れています。

 

材質

耐久性

保温性

アルミ

鋳鉄

ステンレス


フライパンの材質について詳しく知りたい方は「もう迷わない!鉄・アルミ・ステンレスなど各材質のフライパンの特徴・違い・おすすめ」記事も、ぜひ参考にしてください。

 

ニッケルやクロムを含むフライパンのデメリット

ニッケルやクロムを含むフライパンのデメリット

 

ニッケルやクロムを含むステンレスフライパンは錆びに強く、保温性や耐久性に優れているというメリットがあります。その一方で、いくつかのデメリットも存在します。

 

保温性に優れているが熱伝導率は低い

前述のとおり、ステンレスは保温性に優れている金属です。ただし、ステンレスに含まれるクロムやニッケルが熱伝導の担い手である金属結晶中の自由電子の動きを阻害してしまうため、ステンレスは鉄よりも熱伝導率が低いという特徴があります。熱伝導率が低いと、フライパンの使用方法によっては食材の焼きムラや焦げ付きにつながってしまいます。

 

そのため、ステンレスフライパンを選ぶときは、そのデメリットを補う多層構造タイプの製品を選ぶことがおすすめです。

 

ニッケルやクロムの安全性に不安を感じるケースがある

ニッケルの安全性やステンレスに含まれるクロムから生成される六価クロム成分の有害性について、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

ただし、ステンレスの融点は約1400~1500℃ほどで、アルミの融点の2倍以上です。そのため、極端に安価で低品質なステンレスフライパンでもない限り、ニッケルなどの金属がフライパンから溶け出し、料理に混入してしまうリスクは極めて低いでしょう。

 

それでも安全性に不安を感じる場合は、ステンレスフライパンを購入する際、対応がきちんとした信頼できるメーカーを選ぶと安心です。

 

 

 

ニッケル・クロムの弱点を補い強みを活かすクーベルフライパン

 

クーベルでは、独自開発のアルミクラッド三層構造を採用したステンレスフライパンを販売しています。アルミニウムを、異なる2つのステンレス素材で挟み込む多層構造です。

 

アルミクラッド三層構造

このような多層構造によって、ステンレスの特徴である保温性・耐久性の高さを実現しつつ、ほかの有名メーカーと比較して15%もの軽量化に成功しているだけでなく、IH対応も実現しています。

 

ここでは、クーベルのステンレスフライパンに使用されている3つの素材について解説します。

 

SUS304(18-8ステンレス)

SUS304は、オーステナイト系ステンレスを代表する金属です。前述の表のとおり、18%のクロム(Cr)と8%のニッケル(Ni)を含むことから「18-8ステンレス」と呼ばれることもあります。

 

非常に丈夫な金属であり、高温や酸化にも強く、硬度を表すビッカース硬さの数値は187を誇ります。柔らかい金属であるアルミや銅はもちろん、チタンや鋳鉄などと比べても硬い素材です。そのため、スチールウールや金たわしなどでゴシゴシ磨いても傷が付くことはなく、日々のお手入れを簡単に行えます。

 

また、光沢が強く見た目も美しいことも魅力のひとつです。基本的に磁性を有しておらず、希少金属であるニッケルを含む素材であるため、SUS430ステンレスよりも高価な素材となっています。

 

SUS430(18-0ステンレス)

SUS430も耐食性に優れており、調理器具以外にも家電や建築時に使われることが多い素材です。さらに大きな特徴といえば、磁性を持つ金属であることです。このSUS430を含む3層構造にすることによって、IH調理にも対応しています。

 

アルミニウム

画像のとおり、クーベルのステンレスフライパンは2つの異なるステンレス素材でアルミニウムを挟み込んでいます。

 

アルミニウムは、ステンレスと比較すると3分の1程度の重量しかありません。またアルミニウムには、熱伝導性に優れているという特徴もあります。

 

ステンレスの間にアルミニウムを挟んでいるクーベルのフライパンは、ステンレスのみで作られているフライパンよりも軽く、予熱時間も短く済みます。

 

まとめ

種類によってはクロムとニッケルの両方を含むステンレスは、錆びに強いだけでなく、保温性や耐久性に優れているという特徴があります。

 

クーベルのフライパンはそれぞれ異なる3つの素材を組み合わせることによって、それぞれの素材の欠点を補い合い、良い特性を活かす構造を採用しています。丈夫さ・軽さといった使い心地や安全性などにこだわり抜いて辿り着いたこの構造が、毎日の料理をより美味しく・簡単にするために最適であると私たちは考えています。

 

ちょっとしたおかずや惣菜からメインの肉・野菜・魚料理まで、調理器具を変えるだけでも美味しさは大きく変わります。たくさんのこだわりを詰め込んで丁寧につくりあげた私たちのフライパンを、皆さまもぜひお試しください。

軽さと丈夫さを両立

 

クーベルフライパンについて

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