「セラミックフライパンって、ふつうのフライパンと何が違うの?」「種類が多くて、どれを選べばいいか分からない」と迷っていませんか。燕三条でフライパンを作っているクーベル編集部が、その疑問にお答えします。
セラミックフライパンは、アルミなどにセラミック系の塗料を焼き付けた、コーティングのフライパンです。選ぶときは、品質表示の表面加工と本体の素材、使う熱源の3つを確かめておくと安心です。
この記事では、セラミックフライパンの特徴やフッ素樹脂加工との違い、選び方のポイントを紹介します。
セラミックフライパンとは

セラミックフライパンは、フライパンの内側をセラミック系の塗膜でおおったフライパンです。本体はアルミ合金のものが多く、そこに砂(シリカ)由来の塗料を吹き付け、焼いて固めています。
名前に「セラミック」とついていますが、陶器でできているわけではありません。フッ素樹脂加工と同じく、表面の膜で食材をくっつきにくくする「コーティングのフライパン」の仲間です。
実際の商品では、品質表示の「表面加工」の欄に「セラミック塗膜加工」などと書かれています。お店で迷ったときは、まずこの欄を見てみましょう。
「セラミックの鍋」との違い
「セラミック」と呼ばれる調理器具には、作りがまったく違うものが混ざっています。土鍋のような焼き物や、ホーローの鍋と比べると、次のとおりです。
| 種類 | 作り | 向いている料理 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| セラミックフライパン | アルミなどの金属にセラミック系の塗膜を焼き付けたもの | 焼く・炒める | 強火・空焚き・金属のヘラ |
| 土鍋・耐熱陶器 | 土を焼き固めた焼き物そのもの | 煮る・炊く | 落としたり急に冷やしたりすると割れる |
| ホーロー | 鉄などの金属にガラス質のうわぐすりを焼き付けたもの | 煮込み・保存 | ぶつけるとガラス質が欠ける |
「セラミック鍋」で探すと、土鍋や耐熱陶器の鍋が多く見つかるはずです。焼き物の鍋は煮込み向きで、炒め物用のセラミックフライパンとは使い方が違います。
セラミックフライパンの特徴
セラミックフライパンの良い点と、気になる点をまとめました。新しいうちのくっつきにくさと、見た目の明るさが魅力です。
| 良い点 | 気になる点 |
|---|---|
| 新しいうちは食材がくっつきにくい | くっつきにくさが長持ちしにくい |
| フッ素樹脂(PTFE)を使っていない製品が多い | 強火や急な温度変化に弱い |
| アルミの本体が多く、軽くて温まりやすい | 金属のヘラや研磨剤で傷がつく |
| 白やパステルカラーなど色を選べる | 食洗機が使えない製品がある |
フッ素樹脂加工との大きな違いは、塗膜の材料です。くっつきにくさが長く続くのはフッ素樹脂加工で、フッ素樹脂を避けたい方にはセラミックが選ばれています。くわしい比べ方は、フッ素加工・セラミック加工・無加工の違いで紹介しています。
「体に悪くないの?」と気になる方もいるかもしれません。ふつうに使う範囲では、心配はほとんどないと考えられています。
理由や検査の結果は、セラミックフライパンは危険?でくわしくまとめました。
セラミックフライパンの選び方5つのポイント

見た目で選びたくなるセラミックフライパンですが、使いやすさは作りで大きく変わります。買う前に、次の5つをチェックしておきましょう。
- 表面加工の表示:品質表示に「セラミック塗膜加工」などとあるかを見ます。フッ素樹脂を避けたいなら、「PTFE不使用」などの記載もあると安心です。
- 本体の素材と重さ:アルミ合金の本体なら軽く、26cmでも760〜890gほどの製品があります。底が厚いものは、熱でゆがみにくくなります。
- 熱源:IHで使うなら「IH対応」の表示を確かめましょう。アルミの本体でも、底にステンレスの板を貼ってあればIHで使えます。
- 食洗機とオーブン:食洗機やオーブンに使えるかは、製品によって違います。セラミックは食洗機に使えない製品も多いので、取扱説明で確かめておきましょう。
- サイズと深さ:毎日のおかずなら24〜26cmが使いやすい大きさです。煮る料理にも使いたいなら、深型を選ぶと便利です。
手持ちのフライパンがIHで使えるか分からないときは、底に磁石を当ててみてください。磁石がしっかりくっつけば、IHで使える可能性が高いです。
セラミックフライパンを長持ちさせる使い方

セラミックのコーティングは、使い方しだいで持ちが大きく変わります。毎日の調理で、次の4つを意識してみてください。
- 火加減:中火以下が基本です。メーカーによっては、調理中の温度の目安を160〜180℃としています。
- 油:空焚きはせず、温める前に少量の油を全体になじませておきましょう。
- 調理器具:木製やシリコン製のヘラを使い、金属のヘラでこすらないようにします。
- 洗い方:熱いうちに水をかけず、冷めてからやわらかいスポンジと中性洗剤で洗います。
食材がくっつくようになったら、コーティングがすり減ってきたサインです。くっつく理由や寿命の目安は、記事の最後で紹介している関連記事も参考にしてください。
コーティングのないフライパンという選択肢

セラミックでもフッ素樹脂でも、コーティングはいずれすり減ります。Consumer Reportsによると、コーティングのフライパンの多くは数年ごとに交換が必要です。
「1枚を長く使いたい」という方には、調理面にコーティングのないフライパンが向いています。クーベルのフライパンは、新潟県燕市で作っているコーティングなしのフライパンです。
ステンレスは3層構造で、調理面は18-8ステンレス、間に熱を伝えやすいアルミを挟んでいます。24cmで880gと、セラミックフライパンより少し重く、予熱と油なじませにはコツがいります。
「自分に合うか不安」という方のために、30日間返金保証も用意しています。商品が届いてから30日以内が対象です(条件はリンク先をご確認ください)。
セラミックフライパンに関するよくある質問
Q. セラミックコーティングとは何ですか?
A. 金属の表面に、セラミック系の塗料を焼き付けて作る膜のことです。フライパンでは、食材をくっつきにくくするために内側に使われています。
Q. セラミックフライパンはIHで使えますか?
A. 「IH対応」と表示された製品なら使えます。アルミだけの本体はIHでは温まらないので、底にステンレスの板があるものを選びましょう。
Q. セラミックフライパンは食洗機に入れてもいいですか?
A. 製品によって違います。食洗機に使えない製品も多いので、取扱説明を確かめてください。迷ったら、やわらかいスポンジで手洗いするのが安心です。
Q. セラミックフライパンの寿命はどれくらいですか?
A. 使い方や製品によって大きく変わります。食材がくっつきやすくなったら、買い替えを考えるタイミングです。中火以下で使い、傷をつけないことが長持ちのコツです。
まとめ

【この記事のまとめ】
- セラミックフライパンは、アルミなどの本体にセラミック系の塗膜を焼き付けたコーティングのフライパン
- 土鍋や耐熱陶器のような焼き物の鍋とは別物
- 良い点は新しいうちのくっつきにくさと軽さ、気になる点はくっつきにくさが長持ちしにくいこと
- 選ぶときは、表面加工の表示・本体の素材と重さ・熱源・食洗機とオーブン・サイズの5つを確かめる
- 買い替えを減らしたいなら、コーティングのないフライパンも選択肢
セラミックフライパンは、表示と作りを確かめて選べば、毎日の料理を手軽にしてくれる道具です。5つのポイントをもとに、自分のキッチンに合う1枚を見つけてください。
クーベルのフライパンが気になる方は、以下から詳細をご覧ください。
あわせて読みたい:セラミックフライパンはなぜくっつく?/セラミックフライパンの寿命/テフロン加工は体に悪い?/ステンレスフライパンのおすすめ7選/クーベルフライパンの口コミ・評判


